筒井康隆かく語りき

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筒井康隆かく語りき

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887370197
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0091

内容説明

断筆前も、断筆中も、断筆解禁後も、最も戦闘的で、最も先鋭的で、最も創造的。断筆解禁に至る精神の軌跡。対談・インタビュー集。

目次

原稿用紙の上で演技する役者的作家論(コリーヌ・ブレ)
反制度を笑いで描く“有毒”筒井式小説作法(佐高信)
怖がる人々を語る(和田誠)
震源地に一番近かった作家―インタビュー
差別、人権そして表現(小林よしのり)
筒井康隆ロングインタビュー
不良少年のジャズ史―インタビュー
インターネットに自主規制は及ばない(中村正三郎)
批評的だから小説が書ける(丸谷才一)
面白さをきわめたい(川上弘美)
世界は精神病院!人間はみな既知外!!(大泉実成)
言葉の森はただそこにある(井上ひさし)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

12
概ね「笑い」について。当時は断筆(言葉の選択や運用)やら震災(シリアスさと不謹慎さ)やらがあったこともあり、筒井作品の根幹ともいえるユーモアが脅かされていたことが関係していたのかもしれない。不条理に対抗する人間の武器はユーモアであるという井上ひさしさんの言葉で締まるような形。また、筒井さんの平等的差別思想(?)の観点からみんながみんな既知外であるとの云いは癒される。更には「柄谷行人は既知外である」と名前を挙げて言ってのける。小林よしのりさんとは意気投合して「僕はこんな面白い対談は初めてですよ」などと宣う。2017/01/27

魚京童!

12
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1482.html2014/03/16

amanon

5
どの対談、インタビューもそれぞれ面白いのだが、個人的には丸谷才一、井上ひさしという故人との対談に深い感慨を覚える。とりわけ、後者で言及されている大江と筒井が今も存命であるというのが、何とも言えず貴重だと痛感。また、インターネット黎明期のエピソードの数々にはまさに隔世の感を禁じ得ない。当時から、ネットに果敢に関わっていた筒井のアグレッシブさに敬意。そして、幾度となく言及される差別の問題には、今更ながらに考えさせられることしきり。いみじくも、コンプライアンスが何かとやかましい昨今にあっては尚更、再読が必要。2020/10/19

xtc1961ymo

3
断筆後に出たかなり昔の本、読んでたかも知れないがブックオフで見かけたので読んでみた。川上弘美さんとの対談が面白かった。2014/10/17

aaboo

1
筒井康隆の笑いやユーモアについての話が興味深かった。2020/03/08

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