内容説明
骨でできたスケート、銅製の外科用メス、地震の風見鶏、ファロスの灯台、水圧オルガン、曜日に潜む神々、空中庭園…いにしえの人々の叡智を示す百数十の物語。
目次
医学
輸送
ハイテク
軍事技術
コミュニケーション
生産活動
ファッション
食物・嗜好品・薬
住居と家庭
セックス・ライフ
都市生活
エンターテインメント
著者等紹介
ジェームズ,ピーター[ジェームズ,ピーター][James,Peter]
古代史、考古学を専門とする作家。バーミンガム大学及びロンドン大学で学ぶ。博覧強記を誇り、テクノロジー論、年代記、科学史など古代関連の著作は多岐にわたるが、なかでも古代近東・地中海文化には造詣が深い
ソープ,ニック[ソープ,ニック][Thorpe,Nick]
考古学者。レディング大学及びロンドン大学で先史考古学を学ぶ。キング・アルフレッズ・カレッジで講座をもち、イギリス、デンマークにおける発掘プロジェクトの責任者も務める。古代における農業、社会、天文学などの論文も多数執筆
矢島文夫[ヤジマフミオ]
1928年、東京生まれ。東京外事専門学校(現・東京外国語大学)フランス科卒、学習院大学文政学部哲学科卒。京都産業大学・宮城学院女子大学教授を経て、アジア・アフリカ図書館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろまによん
7
これは面白かった。図書館から借りたはいいものの締め切りとぶつかってしまったため半分しか読めていないまま返却するが、ぜひ買いたい。資料としても読み物としてもかなり優秀。楽しくてたまらない。2015/02/03
Youji Kosaka
0
古代の発明が盛りだくさん。蒸気機関の一歩手前まで進んでいたことに驚き。それ故に中世の暗黒時代が悔やまれます。
nobuem
0
遺跡の発掘物などを元に、 古代に存在した、もしくは存在した可能性がある技術を ピンからキリまで500ページにも渡って紹介している。 基本的に、少しでも存在した可能性があれば採用するという 肯定的すぎるスタンスで書かれているせいか、 数少ない文献や壁画に書かれていたというだけで、 それが古代人の空想の産物ではなく実在していたと言って しまってよいのか?と不安に思う部分が多々ある。 また、全体的に日本語訳が変なので少々読みづらい。 しかし何もかもに否定的になるよりは、 筆者と一緒に驚いたり不思議がったりす2009/01/12
エンジェル・ハイロゥ
0
古代文明のさまざまなテクノロジーについてまとめた本。古代と言うものが現代と隔絶した原始時代だと感知議している人にはぜひ読んで欲しい。2009/11/23
nata
0
今ある技術の源流が、驚くほど昔にすでに利用されていたことがわかる。その中には一度は忘れられてずっと後になって「再発見」されたものも多く、技術の発達と社会の風潮が深い関係にあることも教えてくれる。翻訳が悪いのか原文のせいなのかわからないが、ときどき文意がつかみづらいところがあった。2018/08/21