図説 イギリス手づくりの生活誌―伝統ある道具と暮らし

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  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887215917
  • NDC分類 382.33
  • Cコード C0022

内容説明

人の手と道具が織りなす心豊かな日々の暮らしを魅力あふれるイラストと粋な語りで紡ぎ出す忘れかけていた、本当のビューティフル・ライフ。

目次

台所の道具(下ごしらえ;平炉での料理 ほか)
牛乳と乳製品の道具(牛乳とその取扱い;クリームの採り方・使い方 ほか)
洗濯の道具(水をひく;灰汁と石鹸を作る ほか)
家のまわり(薪採り・薪づくり;暖房 ほか)
織物の道具(糸を紡ぐ;機織り ほか)
家を飾る(ペンキ塗りと壁紙貼り;刷込みをする ほか)

著者等紹介

セイモア,ジョン[セイモア,ジョン][Seymour,John]
1914年生まれ。イギリスとスイスで教育を受け、農業大学で学んだのち、イギリスの農場で働く。アフリカへ渡って10年ほどを過ごし、そこで羊や牛などの牧場も経営した。また政府の獣医部局の家畜官も勤めた。第二次大戦後、広く各地を旅行してまわり、執筆活動や放送にも関係した。その後サフォークに落ち着き、小さな自給自足の農場の経営を始め、数年をかけて自給自足の学校として発展させた。現在は、アイルランドの小さな農場で暮らしているが、その実践活動により“自給自足の父”としても有名

小泉和子[コイズミカズコ]
日本家具・道具史研究。工学博士。生活史研究所所長。京都女子大学教授。昭和のくらし博物館館長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

11
まさに衣食住すべての面での、産業革命以前のイギリスの暮らしについて、豊富な図版を掲載して解説した一冊。ひとつひとつの道具の説明や生活の話は面白いのだけど、二言目には現代文明を批判、皮肉する言葉が出てきて、げんなりしてしまった。よけいに、一日中働きづめで息をつく島もなかったであろう当時の主婦の苦労や、不潔で不衛生だった食事のために病気になったこどもたち、短かった平均寿命などにまで思いをはせる結果となりました。2021/07/14

ゆり

4
台所用具、洗濯、衣服、その他生活の品が色々。ひとつひとつの紹介が意外なほど詳しくて読み応えがありました。興味がある部分をひろってはじっくりと。絵もたくさん載ってて、ていねいでわかりやすくてよかったな。ミシンとかレースとか詳しくって楽しい!私は食べ物が好きなので、卵の泡立てやバター作りやアイスクリーム作り…の頁も楽しかった。2012/06/24

しいかあ

4
ヴィクトリア朝から戦間期くらいまでの時代を中心として、農家からお屋敷に至るまでの様々な家庭で主婦やメイドさんやメイドさんやメイドさんが使っていた道具を紹介する本。所々に挟まれる筆者の体験談が意外に面白い。アフリカ戦線でガソリン缶で紅茶を入れてみたり、南アフリカの蟻塚を焼いてパンを焼いてみたり……。どうでもいいけど、アフリカ戦線で紅茶作った缶は、記述からするにジェリ缶の出てくる前の一斗缶みたいな格好のフリムジー缶だと思う。あと、ときどきとんでもない誤植が混じってる。2012/03/22

こま

3
イギリスのちょっと昔の生活道具のあれこれ。凄く面白い。普段こういう形態の本はパラパラめくるだけで済ますけど、じっくり読んでしまった。図もこういう本にしては多いけど、もっともっと多くしてほしかった!ロハスとかにちょっと憧れてても、これを読むと今の時代に生まれて良かったとしみじみ思う。2015/03/29

キョウト@新作発売中!

2
小説を書くのに凄く役に立った。手元においておきたい一冊。図が多く分かりやすいので場面が想像しやすく描写にも力が入る。普通に読んでも面白いので近世イギリスの生活史に興味がある方は是非。2013/12/13

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