内容説明
古今東西、ヒトは互いに殺しあう。民族性や性差などにその意味を探る。
目次
第1部 戦いと表象(日本列島原始古代武器副葬の展開と社会的諸カテゴリーの形成―ステイタス・ジェンダー・エスニシティ;戦いの標識―日本中世の甲胄を中心として;日ソ関係のなかのモンゴル民族)
第2部 戦術の展開(古代山城と対外関係;城郭研究の行方;高島流砲術から三兵戦術への展開)
第3部 攻撃と防衛(戦国民衆の城籠り;牧畜民による農耕民への襲撃と略奪―エチオピア西南部において繰り返される戦いから;沖縄戦における民衆と日本軍隊・アメリカ軍隊)
付論 人類学・考古学の古典的戦争論(戦争の人類学的観察;先史社会の戦い)
著者等紹介
佐原真[サハラマコト]
国立歴史民俗博物館前館長。専門は考古学。1932年生まれ
福井勝義[フクイカツヨシ]
京都大学総合人間学部教授。専門は文化人類学。1943年生まれ。学術雑誌『エコソフィア』編集代表
藤木久志[フジキヒサシ]
帝京大学文学部教授。専門は日本中世史。1933年生まれ
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