内容説明
繰り返しその効用が語られながら、わが国ではなお少数の大学での採用にとどまっているTA制度―だが、大学のユニバーサル化進展の今日、その必要性はますます高まりつつある。全国24大学における初の実態調査を通じ、基底的理論・方法とともに、その有効な活用のための課題や改善すべき問題点を追求した初の本格的研究書。
目次
序章 本書の構成と先行研究
第1章 大学教育の改革と教養主義の崩壊
第2章 大学生の学力低下と大学改革
第3章 大学の教育改善とFD活動
第4章 我が国のTA制度の現状と課題
第5章 TA制度の運用システムの事例研究
第6章 TA制度導入による授業改善の実践例
第7章 教員・TA・受講学生から見たTA制度の問題点
第8章 アメリカのTA制度の特色
終章 我が国のTA制度の総括と課題
資料編
著者等紹介
北野秋男[キタノアキオ]
1955年富山県生まれ。日本大学文理学部教授・日本大学大学院総合社会情報研究科教授。教育学専攻、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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