吉阪隆正の迷宮

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  • サイズ A5判/ページ数 343p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887062658
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

内容説明

大勢の若者が参加した大学セミナー・ハウスの大きな油土模型を核にした展覧会、気鋭の建築家と評論家、歴史家を交えたシンポジウム、十夜にわたって10のテーマで32人が語り継いだ夜話、次世代の建築家によるビデオメッセージ。2004吉阪隆正展は、吉阪の活動の多方面に光が当てられた。本書に登場する多くの語り部のことばから、人間、建築、まち、都市、地球へと思考や行動を展開した吉阪の熱い想いが伝わってくる。

目次

紙芝居 吉阪隆正ことばとかたち
シンポジウム 二十一世紀の吉阪隆正
夜話(一九五〇年代の吉阪隆正;自邸の四半世紀;ル・コルビュジエの三人の弟子たち;地球を駆ける;U研究室の方法;一九七〇年代の経験;大学人として;まちつくりの方法論;都市計画への展望;吉阪隆正の遺したもの)
次世代からのメッセージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sibafu

6
2004年「吉阪隆正展」の展示会・夜話・シンポジウムの記録。吉阪さんの教え子や関係者たちの対談などによる思い出話と設計した建築物の写真が多めに載っている。昨日見たドキュメンタリー映画『だれも知らない建築のはなし』のインタビューで誰かが言っていたことを思い出した。「建築家は建築を通して思想を表現する」、というようなこと。商業施設の建築は実用性に重きが置かれるが、吉阪さんの建築というのは建築家の思想の表現であり、思想のカタマリとさえ見えてくる。吉阪自邸はその最たる例。不連続統一体やかんそうなめくじの思想。2015/08/30

J

2
展覧会に際して作られた、関係者、建築家による吉阪隆正に関するエピソード集のような本。吉阪隆正本人の論考についてのみならず、どのような人物だったのかが分かりやすい印象。西沢立衛をはじめとした後の世代から見た吉阪についてのインタビューなども面白かった。

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