にほんの建築家 伊東豊雄・観察記

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887062641
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

内容説明

「アーキテクトとは、チャンスがあれば世界の果てまでも出かけてコンペを競うK‐1ファイターのような存在である」(伊東豊雄)。ジャーナリスト瀧口範子によるトップランナーの解体新書。

目次

東京1/コンペを闘う
東京2/文房具
東京3/アルミ
施主
東京4/ガーデン
東京5/議論
事務所はじめ
東京6/火葬場
松本へ
諏訪/上京/建築家になる〔ほか〕

著者等紹介

瀧口範子[タキグチノリコ]
ジャーナリスト、編集者。テクノロジー、ビジネス、建築・デザイン、文化一版に関する原稿執筆を行ない、またテレビ番組制作、展覧会、会議などのコーディネーションに携わる。上智大学外国語学部卒業。1996‐98年フルブライト奨学生として(ジャーナリスト・プログラム)、スタンフォード大学工学部コンピュータ・サイエンス学科にて客員研究員。現在、シリコンバレーと日本を往復して活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

9
読み物としてべつだん面白いわけでもないけど、伊東豊雄さんという建築家を知るには良い本かなと、するする読めるルポ&来歴まとめ(震災以前)。伊東豊雄さんの半世紀近くになる建築の仕事と、そのときどきの変化というのは、20世紀後半からの建築史をきれいにトレースしているように思えて、だんだん気になる存在になってきた。建築と時代は連動している。とくに”21世紀の建築は工学的なものから「農学的」なものへ”という一文が印象に残った。「汎用可能・視覚的な」から「その土地ならではの・皮膚になじむような」といった意味合い。2017/06/20

nknskoki

1
建築ができるまでの大筋の流れは(当たり前やけど)どこ行っても共通だが、そのアプローチや手法などは各々のアトリエによって千差万別である

landman

0
どうも本文の語り口に著者の主観が入り過ぎているような気がしてしまう。2012/10/30

naniwano03

0
その辺の大企業よりコンペに当選しているというアトリエ事務所の化け物じみたバイタリティを感じることのできる一冊。2011/07/03

あつもり

0
伊東豊雄を追いかけて日本と世界の各地へ。淡々と進みますが、とても面白いです。せんだいメディアテーク(写真でしか見たことはないのですが)の際の伊東さんの葛藤の話が興味深いです。「柱は海藻のように」、「軽くて透明な建築を目論んでいた」(P.95)が、実際の建設現場では「海藻に建物を支える力はな」く、「そこにはただただ圧倒的なモノの存在感があるのみ」で、伊東は「どこかの時点で諦念」(P.96)。「建築の軽さ、透明さを極限まで求めれば、最後には…建築存在そのものを否定するような自己矛盾に行き着く」(P.97)。2021/10/25

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