藤森照信の原・現代住宅再見

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784887062184
  • NDC分類 527
  • Cコード C3052

内容説明

眼力が違う。視点が新しい。見慣れた物が違って見える。現代住宅の源流を見極める。

目次

打放しコンクリートの元の元―本野精吾の「自邸」
幾何学と工芸的技巧の狭間―藤井厚二の「聴竹居」
日本初、コンクリートむき出し住宅―本野精吾の「旧鶴巻邸」
桂離宮の記憶がゆらめくモダニズム―清家清の「森博士の家」
モダニズム能舞台―増沢洵の「コアのあるH氏のすまい」
バウハウスの脇道―山脇巌の「諸井邸」
根は法事―菊竹清訓の「スカイハウス」
内向してこそ見える建築の核―篠原一男の「から傘の家」
機能主義、合理主義、技術主義の極致―広瀬鎌二のスチール・ハウス「SH‐60・SH‐67」
テラスの上と下―吉村順三の「軽井沢の山荘」〔ほか〕

著者等紹介

藤森照信[フジモリテルノブ]
建築家。建築史家。東京大学生産技術研究所教授。1946年長野県生まれ。1971年東北大学工学部建築学科卒業。1978年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。1980年工学博士(東京大学)。専攻は建築史・生産技術史。『明治の東京計画』(岩波書店)で毎日出版文化賞、『建築探偵の冒険 東京篇』(筑摩書房)で日本デザイン文化賞、サントリー学芸賞、「赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)」(1997)で日本芸術大賞、「熊本県立農業大学校学生寮」(2000)で日本建築学会作品賞、一連の論文により日本建築学会賞(論文)受賞

下村純一[シモムラジュンイチ]
建築写真家。日本写真家協会会員。1952年東京都生まれ。早稲田大学理工学部、同大学第一文学部卒業。早稲田大学、武蔵野美術大学で近代建築デザインおよび写真実習の講師を務める
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感想・レビュー

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naomako

0
「スカイハウス」と「すまい/サニーボックス」が気に入りました。ドラム缶ハウス、これは雑誌で見た覚えあり。藤森氏のほかの著作と併読および写真鑑賞するとなお良し。2011/03/08

mitsuu2005

0
建築に興味のあるものなら誰でも知っている住宅から、知る人ぞ知る住宅まで戦後を代表する住宅建築を訪ねた本。インパクトがある住宅もあり、面白かった。文章も的確かつユーモアたっぷりでいい。2010/11/26

ごん

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藤森氏の眼力が冴えてます。ドラム缶ハウス恐ろしや。竜の砦は設計図がまるで博物図鑑に載っている古代の生物のようでした。美しい。2009/02/16

ニャロメ

0
塔の家が好き。小住宅革命。増沢洵のコアハウスも素敵。2008/03/25

ウラタキ

0
図書館。好きな建築家の住宅がたくさん載っていて、素人が読んでもわかりやすくてよかった。「建築」よりも「建築史」という見方のほうが自分は興味あるんだな、とこの本で気づいた。2018/06/06

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