内容説明
ロシア全土の歴史文化を紹介する世界初の本がここに完成。ロシア正教教会、帝政期の華麗な宮殿群、ロシア構成主義、スターリン高層建築など、ヨーロッパともアジアとも違うロシア独自の建築の魅力を奥深く紹介。
目次
モスクワ
サンクト・ペテルブルグ
黄金の環
ヴォルガ川流域
ウラル
シベリア
極東
著者等紹介
ムラギルディン,リシャット[ムラギルディン,リシャット][Mullagildin,Rishat]
モスクワ建築家協会会員、日本建築学会会員1969年ロシア連邦バシコルトスタン共和国ウファー市生まれ。1995年モスクワ建築大学卒業。1994年から1997年、建築設計組織「Mosproject2」スタジオ8にてモスクワ・クレムリン内、ロシア大統領宮殿改修計画・インテリア・デザイン担当。1997年日本文部省の交換留学制度により来日。1998年芝浦工業大学博士過程在籍。同年KAJIMA DESIGN、日本設計にて研修。1999年より慶応義塾大学政策メディア研究科博士過程在籍。ヨーロッパ、日本の建築設計国際コンペにて入賞歴多数。展覧会『コンスタンティン・メーリニコフ』の監修と会場デザインを手掛ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lara
60
米原万里さん推薦の本。素敵な建築物で一杯。現地に行き、実際見てみたいものです。2024/05/10
A.T
21
米原万里「打ちのめされるようなすごい本」の脱帽の三冊の一冊として紹介されている本書。読み応えあるロシア・ガイドブックとして読むことも可能、とあったので早速取り寄せてみた。旅行ガイドブックの人畜無害(米原コメント)を覆すホネのある解説。ロシア28都市の建築物を歴史的スタイル「オールド・ロシア」「バロック」「ロシア・クラシシズム」「折衷」「ネオ・ロシア」「ロシア・モダン」「構成主義」「スターリン・アピール」「ソヴィエト・スタイル」「ポスト・ペレストロイカ」に振り分けてくれる方式が明快。2019/04/07
ソバージュ
8
図書館での予約本で、ずっしり厚いのに驚く。ロシア全土を網羅した建築、歴史案内書。豊富な写真と建造物の平面図や断面図、詳しい説明、字は細かく重いので持ち歩くのは厳しいが、旅行ガイドブックより随分気持ちが高まる。とりあえず訪れた先のサンクトペテルブルグとウラジオストクを一読。建築された当時の絵や地図も掲載され興味深い。2002年発行なので、マリンインスキー劇場や金角湾大橋など新建造物は記されてない。2020/04/04
yuuuming
6
面白かったー!またロシアに行きたくなった。ノヴゴロドとか、ギジ島とか、いってみたいところたくさん。モスクワは滞在期間が短かったので、もっかいじっくり行きたい。そのときは絶対メトロポールに泊まる!2018/07/19
ろーじゃ
2
伝統建築からソヴィエト様式まで、ロシアの建築をカラー写真と詳しい説明で網羅しています。モスクワやペテルブルクに加え、ヤロスラブリやウラジヴォストークのような中規模都市の建築も豊富に紹介されており、ロシアの建築が地方色豊かな事がよく分かります。ロシア好きには必携の1冊。この本を携えて実物を見に行きましょう!2012/12/18