マイクロモノづくりはじめよう―「やりたい!」をビジネスにする産業論

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886960283
  • NDC分類 502.1
  • Cコード C0034

内容説明

「マイクロモノづくり」は、「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく、今まさに迎える時代の産業革命論だ。クライアントに逆らえない中小企業やフリーランス、そして上司に逆らえない会社員―。大量生産・大量消費の資本主義では「自分が本当にやりたいコト」のために、時間やコストを犠牲にすることは「罪」だった。だが、時代は変わった。インターネットの普及、デジタルツールの進化でインフラは低コスト化した。人々の心にも変化が起きた。「自分が本当にやりたいコト」をして、幸せに生きていける時代が来たのである。本当に必要なモノを、本当に必要な数だけ生産し、本当に必要なだけ消費する。地球と共生し、人間の幸福を取り戻すための産業論を最前線の事例とともに紹介する。

目次

第1部 脱・下請けの未来(大手メーカー出身のぼくらが「脱・下請け」支援活動をはじめたわけ;中小企業だけじゃない、サラリーマンだって上司の「下請け」だ)
第2部 いいね!「マイクロモノづくり」(製造業、サービス、コンテンツ、すべては「モノづくり」;個人・中小企業、大企業、みんなで「マイクロモノづくり」ことはじめ;一人でもここまでできるメディアも注目の「一人家電メーカー」)
第3部 実践「マイクロモノづくり」(ワクワク、モヤモヤを取り出す「マイクロモノづくり」の企画・発想力;資金調達の主流になるか?クラウドファンディング活用法;クラウドファンディングで資金を集めたワクワク系ヌンチャク型iPhoneケース ほか)

著者等紹介

三木康司[ミキコウジ]
株式会社enmono代表取締役。1968年生まれ、東京都品川区出身。明治学院大学卒業後、富士通株式会社に入社し海外営業で経験を積む。社会人として、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)にて政策・メディア修士号を取得、博士課程単位取得退学。その後、中小製造業支援ベンチャーの株式会社NCネットワークに入社。IT担当役員を経て、2009年に株式会社enmonoとして独立・起業する。創業以来、誰もがメーカーになれる、「マイクロモノづくり」の概念を提案しながら、中小製造業の自社製品開発支援に携わっている

宇都宮茂[ウツノミヤシゲル]
株式会社enmono技術担当取締役。1964年生まれ、大阪府東大阪市出身。同志社大学工学部卒業後、スズキ株式会社に入社し、18年間、生産技術職を経験。その後、試作メーカーの株式会社松井鉄工所にて生産技術課長職を2年務め、中小製造業支援ベンチャーの株式会社NCネットワークに入社。生産技術兼調達担当部長として営業支援に従事した後、2009年に三木康司氏とともに株式会社enmonoとして独立・起業する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいそ

5
自分がやりたいことに気づいてビジネスにする。「自分が好きなコト」「自分のワクワク」「自分のやりたいコト」「自分が本当に欲しいモノ」「自分が本当に作りたいモノ」、それらは「外に求めるのではなく、自分の内から模索する。」=「内省」「内観」。 Feel-Think-Runのプロセスが参考になった。「自分が欲しいと思ったということは、世界中を探せばどこかに同様のニーズがあるはず。」2013/11/10

koji

2
日本版MAKERSといった本です。3DプリンターやCNC工作機械はあまり登場しませんが、日本の事例だけに分かりやすいものでした。マイクロものづくりとは、開発者自らが秘めている「本党にやりたいこと」からアプローチを行うもので、ワクワク感から出発します。キーワードはFTR(Feel、Think、Run)。ここで紹介されているのは、zecOO、STROKE、iPhoneTrickCover(スマホヌンチャク)、くるくるパンプアップ、SPLINK。いずれもユニークです。さらっと読めるけど考えさせられる本です。2013/11/19

mametaro

2
Makersを読み終わった後と同じく、「これをつくってみたい!」という、情熱を注ぐことのできるテーマが無い人にこの類のビジネスを起こすことは難しいだろう…と思った。当たり前だけど。2013/11/08

Sanchai

1
今まで読んできたこの種の文献の中では最もとっつきやすさを感じた。但し、それでも登場する人々の背景が元々モノづくりを仕事としてやってきて技術もノウハウもある人ばかりで、ずぶのド素人がやろうとすることについての心理的なハードルをぶち壊してくれるところまでのケースはなかった。これを読んで僕なりに自分に何ができるかを考えたが、やっぱり最初は趣味の世界でもいいからスキルを身に付けないといけないのかなというところに行き着いてしまった。2018/11/23

Yuta Goto

1
ただ単純に共感できました。パッと感じることも重要でやりたいことに没頭する。自分も実現したいものです。友人に勧めておこう。全日本製造業コマ対戦を観戦してみたい。。2014/01/30

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