目次
序章 戦後という時代
第1章 取り戻すべき歴史哲学
第2章 民族共同体としての国家
第3章 西郷隆盛と日本の近代
第4章 特攻隊と大東亜戦争
終章 民族の記憶―日本人の歴史哲学
著者等紹介
岩田温[イワタアツシ]
昭和58(1983)年生まれ。現在、早稲田大学政治経済学部四年に在籍。NPO法人磐南総合研究会代表。「智の力によって日本を変える」ことを目標に、高校時代に磐南総合研究会を創設し、多くの会員たちと保守主義の研究に努めている。専攻は、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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軍縮地球市民shinshin
13
政治哲学者岩田温氏が早大4年生の時に出版した単著。岩田氏の処女作なので、まだ文章に硬さが残り、あまりこなれていない。内容もどこで聞いたことがあるものをツギハギしたような印象を持つが、昨今の大学生が書いた文章としては論旨が非常にすっきりしている。特攻隊を非常に評価しているが、僕は特攻隊として出撃した兵士は無条件で賞賛するが、こうした人命軽視の犠牲が多い割には赫々たる戦果を挙げられなかった特攻を何度もし続けた軍上層部に怒りを覚える。立案者の大西中将は終戦の日に自ら特攻に出かけたがのうのうと戦後生きた将校もいた2019/11/30