感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りーぶる
42
悪女・烈女的な本は割と好きで良く読みます。この本を手に取ったのは、善行堂という古本屋さんで見かけたから。時代が違えば捉え方も若干違ってくる。最近書かれた悪女・烈女本より、書かれた当時の時代背景を色濃く反映して、ウーマン・リブなど今や聞き慣れない言葉が並び逆に新鮮でした。この作品は決して悪女・烈女だけではなく、ジャンヌダルクやヴィーナス、和泉式部や細川ガラシャまで。一人に割かれる頁数は少ないものの、その人にとても興味を抱いてしまうのは作者の筆力なのでしょう。善し悪しおいといて、太く生きていきたいものです。2015/01/23
Mishima
13
資生堂のPR誌「花椿」1970年1月ー1971年12月連載。古今東西の女の生き方を描く。肖像画やオマージュが挟み込んであるのも楽しめる。とても薄い本である。連載媒体の性質上非常に読みやすい一方、内容が表層的なのは、いたしかたない。マリーアントワネット、ベアトリーチェ・チェンチ、ジョルジュ・サンド、アグリッピーナ、ローラ・モンテス、和泉式部、サッフォー、ジャンヌ・ダルク、エリザベス女王、シャルロット・コルデー、サロメ、エロイーズ、細川ガラシャ夫人、ルネ・ペラジー、ワンダーリューメリン、聖母マリア、2014/10/29
双海(ふたみ)
11
『世界悪女物語』を補完する内容。ベアトリーチェ・チェンチと和泉式部に関する文章が気になりました。2014/01/26
Chunko
1
ふらっと入った古本屋で発見。たいそう短くて簡単な…と思ったら、資生堂のPR誌に連載していたものだそう。それにしても「ベストセラー『世界悪女物語』を補完するエッセー集」って書いてあったけど、澁澤龍彦がベストセラーになるとは…いい時代だったのだなあ。1995/06/26
邪馬台国
1
いろんな女性がいるんだなぁ…2009/03/27