内容説明
人の心の闇を描いた娯楽映画の数々。暗い情熱に衝き動かされる人間のドラマを熱く語り続けた挑戦者たちがいた。
目次
初めて、フィルムノワールという語句を目にした時
初めにスタンバーグとルビッチがいた
ドイツ映画の時代
ギャングスター映画時代の到来
トーキーを迎えたドイツ映画の命運
戦雲たなびくヨーロッパ
『カサブランカ』の奇蹟
ハンフリー・ボガートの時代
フィルムノワールの正統派、フリッツ・ランク
ドイツの光と影の伝道者、シオドマクの仕事〔ほか〕
著者等紹介
新井達夫[アライタツオ]
1941年神奈川県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。映像作家。60年代から70年代にかけ、アンダー・グラウンド・シネマの作家として『さらばギャングスター』『ピラミッドの秘密』『ラブレターズ』『失えるものと、失わざるもの』『暗い水曜日』を発表する。CM作家として、350本以上のテレビCFを企画・演出する。そのかたわら、多数のイベント映像、ドキュメンタリー、プロモーション・ビデオの制作にも関わる
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