西表島の巨大なマメと不思議な歌

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886223258
  • NDC分類 291.99
  • Cコード C0040

内容説明

巨大マメ、モダマの謎を追いながら、西表島の動物や植物、伝統的な歌や祭を紹介。島に暮らす人々との深い交流を通じ、島の歴史や、人々と自然とのかかわりを生き生きと描き出す。

目次

1 巨大マメ、モダマとは?
2 海岸でマメを拾う
3 西表島をもっと知りたい
4 南の島のマメの分布
5 島の自然と人々の暮らし
6 島に伝わる不思議な歌

著者等紹介

盛口満[モリグチミツル]
1962年生まれ。千葉大学理学部生物科卒業。自由の森学園中・高等学校教諭を経て、現在は沖縄の珊瑚舎スコーレの活動にかかわっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

42
2004年刊。著者の生物の本はテーマが興味深い。教師としての経験談、詳細なイラストも楽しい。何より誇張の無い素直な文章が好ましい。沖縄にはサヤやタネが巨大な豆類があり、海流に乗って遠くまで分布を広げる者もいる。東南アジアから漂着するのもある。著者がフィールドに選んだ西表島は台湾に近い。生物の名前や食べ方、古いしきたりを教えてくれたオバァが逞しくてほれぼれする。自然と生活は一体だった事がよく分かる。私は40年前に西表島で数日、素潜りをした。海から生えるマングローブ林、やたら寄ってくるウミヘビが忘れられない。2022/02/28

翔亀

38
【沖縄64】西表島の亜熱帯林は日本の最後の秘境とも言われる。実際、西表島縦断は遭難者続出で難易度が高いとされる。ゲッチョ先生は小学生のころから、そんな西表島にあこがれ(きっかけは書名にある「巨大なマメ」、75cmあるらしい)、学生時代から何度も足を運ぶ。どうやら沖縄(那覇)に移住したのも西表島の存在が大きいようだ。本書は、しかし秘境とか原生林がテーマではない、ゲッチョ先生らしい西表島との付き合い方が語られる。埼玉時代に追求してきたのは田園や里山といった「身近な自然」だった。それと対照的な「遠い自然」に↓2022/01/30

Hiroki Nishizumi

3
やはり西表は自然豊富なんだな。でも冒頭の小学生のように巨大なマメに驚いてみたい。また不思議な歌も聞いてみたい。種取祭行けば聞けるのかな、でもガイドなしじゃ聞き取れないだろうなぁ。2020/09/15

( ̄∀ ̄)

0
研究書とかは多いけれど、実体験を通した本は貴重だと思います。 自然だけでなく、島の人々も生き生きと描かれていて面白かった。2013/08/20

kizz

0
素直に面白かった。文章の書き方に随所作者のこだわりが見れて、それをそうか居てしまう気持ちもとてもよくわかる。モダマにはまっているのでその話も大変興味深い。2008/12/10

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