内容説明
いま、女の側から人類進化論を考えなおすとき、定説では説明できないさまざまな矛盾や疑問が解決され、従来とはまったく異なる驚くべき進化の道すじが明らかにされる。
目次
1 男によってつくられた神話
2 変身
3 海辺にて
4 オルガスム
5 愛
6 言葉
7 Uターン
8 狩人
9 女性と政治
10 女性と子ども
11 男との未来について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GASHOW
5
人類の2足歩行、体毛が薄くなり頭髪だけ伸びる現象の謎を解明するアクア説について書かれている。異端説とされているが、サバンナ説よりも説得力がある。たぶん、タイトルとして女性を主役としてというところを強調しすぎるあまり拒否されてしまっているところもあるかもしれない。いろいろなところをあまりに詳しく検討しているので、話が厖大になって明快さは失われているがその努力はものすごいものだと思う。2015/06/24
橘
3
真偽はともかく、腑に落ちなかった点がスッキリした。もちろん、人間の由来が簡単にわかるわけがない。だからこそ、批判や嘲笑を恐れず書かれた本書には意義がある。2015/10/24
ーう˙ᵕ˙
3
人類が昔、海で生活していたという「アクア説」を女性の視点から解説している本。推測でしかないけれど、読み物としてはおもしろい。2015/02/21
Sugihara Yuki
2
初めて、人類アクア起源説をまともに読んだ。面白かった。2016/03/09