内容説明
プロにもプロでない人にも分かりやすくおもしろい!!東日本大震災から10年。自身も仙台で被災した一考古学者は、同地域を含む過去の津波痕跡を読み解き、今後の津波防災のあるべき姿を提言する。
目次
序章 東日本大震災前後の研究
第1章 東日本大震災が教える津波痕跡
第2章 弥生時代:約2000年前の津波災害
第3章 平安時代:貞観11年の津波災害
第4章 江戸時代:慶長16年の津波災害
第5章 予測できない津波に備える
終章 これからの防災・減災に向けて
著者等紹介
斎野裕彦[サイノヒロヒコ]
1956年宮城県岩沼市生まれ。東北学院大学文学部史学科卒。博士(考古学)。仙台市教育委員会で埋蔵文化財行政を担当。現在、仙台市教育委員会文化財課(再任用)、埋蔵文化財行政(専門員)、東京都立大学非常勤講師(考古学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
37
著者は、仙台市教育委員会文化財課の埋蔵文化財行政専門員で考古学博士の斎野裕彦先生。2017年に出版した「津波災害痕跡の考古学的研究」をもとに、内容を仙台平野の調査研究を中心に再構成した一冊。過去に起きた3つの大地震(弥生時代中期に起きた大地震、869年の貞観の大地震、1611年慶長の大地震)による津波災害の遺跡と文献から、今後予測できない津波に備えるために次の三点を提言。①過去の津波被害をよく理解する②ハザードマップを空間的に認識する③津波災害史を後世に語り継ぐ2021/10/29
takao
2
ふむ2021/12/02