ユーラシア・ブックレット
民族楽器バラライカ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784885956157
  • NDC分類 763.56
  • Cコード C0336

内容説明

バラライカはロシアを代表する民族楽器でありながら、その起源に関する決定的な証拠が確認されていない。民俗学の研究成果をもとに、現在に至るバラライカの歴史を、それを取り巻く環境とともに描く。

目次

1 バラライカの起源(一八八〇年代以前)
2 V.アンドレーエフによる楽器の近代化(一八八〇年代~一九一七年)
3 五カ年計画とバラライカ(一九一七~四五年)
4 ソ連的民族文化の発展(一九四五~九一年)
5 バラライカのゆくえ(一九九二年~現在)

著者等紹介

柚木かおり[ユノキカオリ]
1971年生まれ、大分県出身。東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科、同大学院博士前期課程地域文化研究科を経て、総合研究大学院大学博士課程文化科学研究科(於国立民族学博物館)に在籍中。2000~04年、モスクワのグネーシン記念ロシア音楽アカデミー大学院民族楽器学科に文部科学省アジア諸国等派遣留学生として留学、ロシア国立芸術学研究所Ph.D(文化学)。東洋音楽学会正会員。学業の傍ら、日露音楽文化交流に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

samandabadra

0
バラライカの歴史を辿ると最初に出てくるのはカルムイク人風の格好をした人が演奏していたという記録だそうだ。 カルムイク人にはドンブラという楽器があるが、ロシアの民族楽器にはドムラというのもがある。筆者は知ってか知らずか、ドンブラには一度も言及していない。中央アジアの楽器の交流に関する面白いものになるはずだが、そこまで範囲を広げて研究できないということなのだろうか ロシアを始め、大民族は周辺から得た文化(楽器を含む)を自分のものとして売り出そうとするが、周りの民族を研究するものとしては少し残念な気がする。2014/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1405498
  • ご注意事項