現代叢書
ヒトゲノム完全解読から「ヒト」理解へ―アダムとイヴを科学する

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784885955617
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C1345

出版社内容情報

《内容》 ●DNAの二重らせん構造の発見からヒトゲノム完全解読(2003年4月解読宣言)をひと区切りとし、そこに至る技術的な発展や、国際解読チームと米企業セレラ社との解読競争の経緯等を含め、最前線の科学者がヒトゲノム研究の「これまで」と「これから」、さらに来るべき「ポスト・シークエンス」時代の「ヒト」理解へ向けた展望を書き下ろした刺激的な一冊!
●ゲノムの概念、遺伝子、DNAといった生物学における基礎的な知識をはじめ、具体的な解読技術や解読によって判明した新事実等、知的興味をかきたてる最前線の内容。また解読が終了した今、何がどのように変わって行くのか、解読の当事者である著者が書き下ろした「本格的な」入門書。

内容説明

ヒトゲノム完全解読(2003年4月発表)にいたる技術的な発展や、国際チームとセレラ社(米)との激闘の経過。完全解読によって明らかになったヒトゲノムの最前線。そして「ポストシークエンス」時代の「ヒト」理解に向けた現状と課題を、世界でもトップクラスの研究者である著者が、科学者として誠実に書きおろした「本格的な入門書」。

目次

1 ヒトゲノム研究の基礎(生物とゲノムの基礎知識;ゲノム情報がたんぱく質に伝達されるしくみ;DNA解析技術)
2 ヒトゲノム研究の最前線(ヒトゲノム解読の系譜;ヒトゲノム解読からわかったヒトゲノムの全体像;ヒトゲノム解読の技術;ゲノム研究の今後と最前線―デジタル情報から生命情報へ)
3 ヒトゲノム研究から「ヒト」理解へ(ゲノム研究と病気;ヒトを取り巻く微生物ゲノム;比較ゲノム研究―「ヒト」理解に向けて)

著者等紹介

服部正平[ハットリマサヒラ]
1950年大阪生まれ。1972年岐阜大学工学部卒業、1979年大阪市立大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。1979年東亜合成化学工業(株)研究所員、1984年九州大学遺伝情報実験施設助手、1987~1990年米国スクリプス研究所およびカルフォルニア大学サンディエゴ校研究員、1991~1998年東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助教授、1999年理化学研究所ゲノム科学総合研究センターチームリーダー、2002年より北里大学北里生命科学研究所教授および理化学研究所客員主管研究員
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