内容説明
人間の判断の基準が感情であり、その背景には個人の知識と経験があるのだが、知識も経験も「実体験」だけでなく、情報を得ることによる「仮想体験」からも得られる。だから、世の中にあふれる多くの情報のどれを信じるのかによって、その人の判断基準が変わってしまう。
目次
第1章 不安の構造
第2章 科学技術の影
第3章 リスク管理
第4章 放射能と健康
第5章 BSE
第6章 誤解の損害
第7章 商売と偽装
第8章 誤解との戦い
第9章 リスクコミュニケーション
著者等紹介
唐木英明[カラキヒデアキ]
1964年東京大学農学部卒、同生物系大学院中退。農学博士、獣医師。東京大学助手、助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員、東京大学教授、同アイソートープ総合センター長を経て東京大学名誉教授、倉敷芸術科学大学学長(現在は学長顧問)および公益財団法人食の安全・安心財団理事長に就任。この間、内閣府食品安全委員会専門委員、同日本学術会議二部(生命科学)部長、国際担当副会長、日本獣医学会理事、日本薬理学会理事、日本トキシコロジー学会理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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