内容説明
「日本は国際社会で偉そうにしているけど日本人てなんてだらしないの」韓国ＫＢＳテレビの人気女性キャスターが本音で語る激辛エッセイ。従軍慰安婦、戦後補償、在日韓国・朝鮮人差別…。いつまでたっても国際化できない日本社会の歪みを鋭くえぐる。
目次
１章 居眠りしている人々
２章 ３０年待った
３章 幸せであってはならない人々
４章 ジェノサイド
５章 これ、結婚相手は黒人にしなさい
６章 子どもたち
７章 イジメという日本の娯楽
８章 アウトサイダー
９章 レポーサします
１０章 先進国の条件
１１章 京都で会った人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAT-TUN
7
韓国の国定歴史教科書を読んだ上で通読。報道記者の著者はバブルの頃に訪日。軽薄なニッポン文化に浸かっている。ただ残念ながら、日本文化を理解できなかったようだし、できなかった理由もよくわかる。本書を通して、韓国の反日歴史教育の見事な成果が理解できた。彼女は模範と言って良いだろう。偏った歴史教育（相手国と自国をファクトベースで比較検討することを怠り、自らの”主張”を貫き通すこと）は、交流を困難にしますね。本書には植民地支配、従軍慰安婦、謝罪と賠償、親日韓国人の断罪、未だに議論される主題もほぼ含まれている2013/07/27
ntahima
7
読書は作者への共感であると思う人は読むべきではない。自文化を基準とした異文化批判と過剰一般化への自警の書として読む。あの時代にだけ咲いた徒花か。表層文化批判の書ゆえ、時間の流れには耐えきれなかったようだ。今読むと国名がなければ、どの国に対する批判かもわからない内容が多い。それにしても日本で一番尊敬されている人が小原庄助という箇所は笑えた。私もできることなら♪朝寝朝酒朝湯が大好き♪だと歌ってみたい。＾＾；2010/02/18
pasuta
3
２０年前に韓国で１００万部以上売れた大ベストセラー。盗作認定もされてるアホ本です。嘘間違いを沢山書いて、日本を卑下して悦に入っているのがみえみえ、そこが人間心理として面白い。そして嫌韓も韓流も邪魔していない時の彼らの常識を知っておいた方がよいです、今と全く変わっていない思考が解ります。 レアな本なので捜すしかないでしょうが、読むことを勧めます、反面教師としても、心理遊び、隣国の常識、人間ってやつは、、２０年の歴史、いろいろ考えれて楽しめます。私は楽しめて、考え込まされて、得るものが沢山ありました。2014/11/04
ノスケ
3
1994年発行。登場する日本人像から察するにバブル期の日本に在住していたのかな？韓国国内向けの本の為か、日本批判と自分が受けた仕打ちに対しての恨み辛みが満載なような気がした。当時の日本と韓国の社会システムの比較本ですらなく、日記の内容を読みやすく書き直した感じの本。当時はこの内容でベストセラーになる時代だったのだろう。2012/10/03
