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国家と神とマルクス―「自由主義的保守主義者」かく語りき

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784884664350
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

驚嘆すべき知性による言論活動で、左右の論壇を席巻する著者が、雑誌や新聞などに発表した評論、エッセイ、書評、インタビューなどをまとめた初のアンソロジー。

目次

1 それでも私は戦う
2 国家の意思とは何か
3 私は何を読んできたか
4 日本の歴史を取り戻せ
5 国家という名の妖怪
6 絶対的なるもの―あるいは長いあとがき

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
起訴休職外務事務官。1960年東京生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。ロンドン、モスクワの日本大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に勤務。外交官としての職務のかたわらモスクワ国立大学哲学部(弁証法神学)、東京大学教養学部(ユーラシア地域変動論)で教鞭をとる。外務省きっての情報分析官といわれるが、2002年5月、背任容疑で逮捕される。一審、二審とも執行猶予付きの有罪判決を受け、現在上告中。『国家の罠』で第59回毎日出版文化賞特別賞、『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞を受賞(いずれも新潮社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

6
著者の物事に対する洞察が興味深い。特に国家の在り方として、人間の生死に関わる事柄に対する国家の介在を極小化する努力はすべしとの指摘は考えさせられる。近代憲法は、国家の暴力性を規制するというベクトルで生まれ、日本国憲法もそれを継承しているとの指摘は納得。2015/08/13

きんちゃん

4
 佐藤優氏の本はいつも知的刺激に満ちている。この本については、国体論やマルクス思想などの専門的すぎる議論も多くて理解できない部分も多かったが、所々に鋭い視点や洞察があったりして、大いに脳みそが刺激された。本人の思想的立ち位置は自由主義的保守主義者だと言っているが、左右どちらの論客とも何の違和感もなく深い対談ができる氏の鋭い分析と洞察はとても重要だと感じる。氏の信念「絶対的なものはある。ただし、それは複数ある」。多元主義で寛容の精神。自分の価値観を他者に押しつけない。大事だ。2014/02/10

Skywriter

2
評価:☆☆☆☆ 一見、結びつきがたい「国家」と「神」と「マルクス」を自家薬籠中のものとしている著者ならではの語り。逮捕・拘留された意味、その間に読んだ本、そして深めた思索について縦横に語っている。思想的な深みがあるのが著者の強みだとつくづく思わされる一冊。2010/02/22

ルヴナン

1
今読むと、白井聡との対談(!)が香ばしい。2019/09/25

デューク

1
著者の寄稿した雑誌記事をまとめた本。国家、神、マルクス、一見何の関係もないこの3つが、著者の中では共存している。それを支えているのが、本書にその一部が紹介されている膨大な読書量。もっと本を読みたい。もっと知識を吸収したいと思わせてくれる本。2013/01/15

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