内容説明
はじまりの音楽とことばの捧げもの。人類学者の、小さな花環。
目次
夜の知恵
土器のなかのスローフード
孤独な構造主義者の夢想
二十一世紀に読む『悲しき熱帯』
常識に抗して書かれた福音書
超核の神話 岡本太郎について
哲学の後戸
人類普遍の学
心のトポロジーとしての建築学
芸術人類学研究所を開く
著者等紹介
中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950年山梨県生まれ。人類学者。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。多摩美術大学美術学部芸術学科教授、芸術人類学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takayuki Oohashi
13
キリスト教のグノーシス派のことが書かれていて、それが印象に残りました。ただ、思想的なことばかり書かれていて、料理のレシピやラノベに今、興味がある自分には、ちょっときついものがありました。全体的に一つのことを書いたというよりは、断片的な文章をまとめた感がありました。今度は中沢さんの「精霊の王」などの他の著作にも挑戦するかもしれません。2016/03/01
yamahiko
11
今、中沢新一の著作を改めて読み見返すと、村上春樹等の作家への影響も見過ごせないと感じた。2017/12/29
へんかんへん
8
ホホック 人食いカラス 主食にする生き物今までにいたはずなんだよなぁと ハマツァ 多頭型仮面2017/03/09
Rei
3
ネイティヴアメリカンの伝承の一つ、老人が癇癪を起こすと、それが即座にフクロウに変わるというくだりが面白かった。2014/02/01
pyidesu
0
人は死なない、心性がそこにタマネギ状に積み重なっているからだ、というわけか。2021/08/30