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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺
30
残酷物の貸本時代劇画で名を馳せた平田弘史の、平成に入ってから講談社の漫画誌に連載された連作集に、貸本時代の短編『人肉献上』を付録したもの。戦国〜江戸初期という時代故の残酷シーンは少しあるが、昔の残酷はなりを潜め、硬骨漢といい女の感動列伝である。題名通り歴史上に名を馳せた人物は皆無である。しかし「カッコイイ!」と痺れる人達ばかり。だらし無く生きる私も思わず襟を正した。時代劇や歴史物じゃないと出会えない人間っているのだ。大変面白かった。冒頭『萌え』と自筆したTシャツを着る平田弘史の写真が可愛い。2015/01/17
∃.狂茶党
8
時代劇画の頂点に位置する平田氏、90年代の作品集。 時ほぐせば長編となるようなエピソードを、短編としてまとめ上げる。 かなり異様な話であっっても、なんらかの史実に基づく。 根も葉もある、歴史語り。 本宮ひろ志、宮下あきらなど、皇族への影響は大きいけれど、この濃度を受け継ぐ人はあまりいないのかも。 この濃度は、商業連載には不向き、長期の取材と熟成を要する。 そんな、修行僧のような作品。 解説を、大友克洋が書いてるが、漫画から遠ざかりがちな大友も、気合い入れ直してほしい。2022/12/02
フォロスト
1
ドマイナーな人物を題材にした短編集。一番印象に残ったのは癇癪持ちの若君を治すために100日の熊野詣でをし、「人肉を食わせれば治る」とのお告げを聞いて、主君に自分の体の肉を切り取って食わせようという気が違った家臣の話。相変わらず、簡単に人が死ぬ話が多いです。2013/04/11
ジョニーウォーカー
1
なにより表紙のデザインがすばらしい。2009/08/03
qiou
0
再読2012/01/15