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泪の旅人―ならず者出獄後記

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  • サイズ 46判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883790876
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

決意したことを実行しないと心に負担が残ってゆく。決意したことを実行すると心に傷が残ってゆく…’94年から’95年にかけて、雑誌『発言者』誌上で人気を博しながら、著者の健康上の理由により中断のやむなきに至った連載エッセイ「風の断想」「出会いの風景」が、書き下ろし二編を新たに加え、ついに待望の単行本化。かつて全共闘系学生に大きな影響を与えた暴力革命論者としての自らを明瞭に断罪・相対化し、各界の話題をさらった『滝田修解体』の発表から12年。「ならず者」の影を引きつつ彷徨い歩いた日本、そしてアジアの旅の行方は。

目次

友への手紙
旅立
邂逅
臥龍
微笑
修養
侠気
情誼
知足
断念
迷惑
平等
風樹
伴侶
旋律
贖罪
梟鴟
旅人

著者等紹介

たけもとのぶひろ[タケモトノブヒロ]
竹本信弘、元・滝田修。1940年2月24日。京都生れ。1967年。京大大学院博士課程中退、同大助手。ドイツ社会思想史の若手研究者として将来を嘱望される一方、おりからの学園闘争にも教官の立場から積極的に参加。その暴力革命論は全国の全共闘系学生に大きな心情的影響を与えた。1972年1月。前年8月陸上自衛隊朝霞駐屯地で起きた自衛官刺殺事件等の“黒幕”と喧伝され、全国指名手配を受ける。1982年8月。逃亡生活10年7ケ月で逮捕され、一貫して無実を主張するも、1989年3月、浦和地裁で懲役5年の判決が出された。同年12月かっての革命論の非を認める『滝田修解体』を刊行。1996年3月。出所後係わってきたテレビ番組制作会社を経て、映像制作会社「メディア・コム」を設立し現在に至る
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