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太陽に訊け!―岡本太郎流爆発人生相談

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  • サイズ B6変判/ページ数 237p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784883790791
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

人間全体として生きる、それがパリでつかんだ自由だ!
瞬間瞬間に人生のすべてを賭けろ!
能力がないのなら受験も女もあきらめろ!
26六歳にもなって童貞?それはむしろ異常だ!
パリ一の踊り子との大ロマンス
童女のようだった母をぼくは誇りに思っている
迷信なんか蹴っとばせ!
深刻な顔でクラシックを聴いてるなんて滑稽だ!
時代に合った“きれい人”なんてつまらない!
人を尊敬するより自分の感動を大切にしろ!〔ほか〕

著者等紹介

岡本太郎[オカモトタロウ]
1911(明治44)年、東京生まれ。岡本一平・かの子の長男。東京美術学校に入学後、30~40(昭和5~15)年までパリに住む。数々の芸術運動に参加する一方、パリ大学で哲学・社会学・民族学を専攻、ジョルジュ・バタイユらと親交を深める。復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。’70年の大阪万博テーマ館「太陽の塔」は国際的な話題となった。1996(平成8)年、没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サラダボウル

15
戦前の10年間、パリ在住。その間の交友記録目当てで借りてくる。スペイン内戦時の述懐は哀しい。週刊プレイボーイの連載。当初依頼を断っているが、出版社は「今の若者は悩みを打ち明けられない。殻に閉じこもって悶々としている。深刻なんです」と食い下がる。始まれば、岡本太郎はいい加減にはできない。全身、全人間でぶつかる。時にユーモラスに。「ぼくは八方から足を引っ張られる日本で闘っていく!」手元に置いて、ゆっくり読みたい。美術館に、行きたい。2020/08/18

roughfractus02

7
著者のいう「迷信」は、科学的に証明不能な前近代的な慣習だけでなく、科学によって証明可能な近代以後の常識にも及ぶ。本書は、それら意識と言葉が作り出す罠に対抗する様々な考え方を、自らの生き方を通した問いとして読者に投げかける。原題は「にらめっこ問答」だが、直接対面するような緊張感の漂う言葉遣いは、互いに時代を共有する雰囲気を生み出し、体の属する世界で他者と繋がりながら脳と意識に隠される無意識に読者を誘うように思える(本巻は1979-81年に『週刊プレイボーイ』に連載された人生相談を3分冊でまとめた最初の巻)。2023/03/28

しゅんいち

4
覚悟を持った男の言葉が聞ける本です。自分がどんな筋を通して生きるのか。そして、その筋を通して生きるためなら、闘い続ける覚悟があるか。そんなことを問われる本です。背筋がスッと伸びるような感じがしました。2019/11/27

太陽の塔

4
この本の中で岡本太郎氏の口から事あるごとに、「瞬間瞬間」というフレーズが飛び出してくる。それほどまでに瞬間瞬間に生きた岡本太郎の生き様を感じれる一冊。こんなにブレない心、熱い魂を持った人は、果たして今の世の中にいるのだろうか。2011/07/27

オレンジ・スター

3
岡本太郎をそんなに知ってるわけではなかったが、岡本太郎にいままで遠い昔の人というイメージはもってなかったし、この質問コーナーは70年代後半の連載であったにもかかわらず、古さを感じることなく読み進めれた。しかし、30代にして戦地に赴くと聞くと、急に年齢差を感じた。逆にその年齢差がイメージを変え、本を通じて伝説のレジェンドとの対話を存分に楽しめた。日本という制約の多い国で、自分を貫いた岡本太郎の作品は公共の財産だ。2018/03/29

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