出版社内容情報
ソフトウェア業界において注目を浴びるリブレソフトウェア(フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアの総称)に関する入門書。現状、日常業務の実現方法、開発者となるための足掛かり等を技術的な視点に立脚して解説。
内容説明
本書は、ソフトウェア業界において昨今とくに注目を浴びるようになったフリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアに関する入門書である。まず第1部でリブレソフトウェアの背景やリブレソフトウェア文化、リブレソフトウェアを取り巻く現状について解説する。次の第2部、第3部では、リブレソフトウェアによる日常業務の実現方法を説明する。第2部では、まずリブレソフトウェアOSの基本的な操作方法について言及し、続く第3部では、リブレソフトウェア様々なアプリケーションを紹介。最後の第4部では、本書のゴールであるリブレソフトウェア開発者となるための足掛かりを提供する。
目次
第1部 リブレソフトウェアとは何か(持続可能なソフトウェア開発;フリーソフトウェアとオープンソースソフトウェア;リブレソフトウェアを取り巻く現状)
第2部 リブレソフトウェアの基礎(デスクトップでの利用;端末エミュレータとシェル)
第3部 リブレソフトウェア・アプリケーション(エディタ;インターネット・アクセス;文書作成;データ処理、その他のツール)
第4部 ソフトウェア開発の自由(すべてはソースコード;デバッグと改良;リブレソフトウェア流の開発スタイル)
著者等紹介
飯尾淳[イイオジュン]
株式会社三菱総合研究所情報技術研究部主任研究員。1970年生まれ。技術士(情報工学部門)。並列計算機関連、ソフトウェア工学、音響・画像処理関連と幅広いテーマで情報技術関連の研究開発業務に従事。専門は画像処理とユーザインタフェース。画像処理関連研究の成果である動画像処理ライブラリMAlibをフリーソフトウェアとして公開したことをきっかけに、リブレソフトウェア振興のための様々な活動に加担するようになった。現在はリブレソフトウェア関連の様々な業務を遂行する一方で、自らMAlibの開発から広報活動まであらゆる作業を担当、実時間画像処理を利用した新しいアプリケーションの可能性を模索する日々を過ごしている
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