プロジェクト・リーダのためのソフトウェア開発計画・推進・実践マニュアル

プロジェクト・リーダのためのソフトウェア開発計画・推進・実践マニュアル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883731060
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

本書の第1章は、品質と費用(価格)と納期とセキュリティ(安全性)の絡み合いを基調とし、ライフサイクルを踏まえた保全活動の重要性について強調した。続く第2章から第4章までは、プロジェクトの日程計画、見積り、および資源配分についての具体的な手法を主とした記述である。さらに、第5章では、先憂後楽のための日本的デザインレビューについて、実際的な検討を行った。第6章と第7章はソフトウェア製品生産における品質予測の具体的な手法であり、第6章では静的予測を、そして第7章では動的予測について、現実の場での活用を念頭において記述した。そして第8章では、再利用のための単純化・専門化・標準化をめぐる諸問題を具体的に検討した。加えて第9章では、TQM活動とISOについて吟味し、統計的方法の利用についても、ソフトウェア開発プロジェクトにおける事例的問題をいくつか提示して付言した。まとめ的な意味での第10章は、信頼性と品質保証をめぐるいくつかの重要項目に関して、温故知新的に論議を行うため、かなりの頁数を割いて所論を展開した。最後の第11章は、人間としてのプロジェクト・リーダが心得るべきモチベーションの問題を論議した。以上の本文に加えて、特論としては、実験計画法によるテスト計画の効率化について入門的解説を提示した。

目次

はじめに―QCDSへの注目
日程計画の要点―アロー・ダイヤグラムの活用
見積りの技法―3点見積りの利用
資源配分の要領―アロー・ダイヤグラムとの結合
デザインレビューの効果発揚―先憂後楽・源流清洗
品質予測の定石(静的予測―既存データからの学習;動的予測―フィードバックの確認)
単純化・専門化・標準化による再利用のあり方―柔軟思考の尊重
ライフサイクルを踏まえた品質保証の実現―TQM活動の実践
品質保証技術としての信頼性管理の要点―温故知新の強調
おわりに―要員のモチベーション
特論 実験計画法によるテスト計画の効率化