内容説明
「芸術」だろうが「天才」だろうが、最後の最後の1パーセントを除けば、理論づけできるのではないか…偉才、横山幸雄が贈るピアノとピアニズム、21世紀への解体新書。
目次
6 楽譜を読む(楽譜とは;記号のもつ意味 ほか)
7 ピアノを弾く前に(演奏につながるアナリーゼとは?;作曲・ソルフェージュをピアノ演奏で生かす ほか)
8 音楽づくり(リズム感;右手と左手が4対3のリズム ほか)
9 仕上げ・演奏(暗譜って必要?;暗譜が得意になるコツは? ほか)
10 プロ演奏家の秘密(本番で緊張しますか?;演奏中に… ほか)
著者等紹介
横山幸雄[ヨコヤマユキオ]
1990年のショパン国際コンクール入賞を機に本格的な活動を開始。ショパンやベートーヴェンの全曲演奏会をはじめ、内外の一流オーケストラや著名音楽家との共演も数多く、また、ソニーの専属アーティストとしても十数枚のCDをリリースするなど幅広い分野で活躍。これまでに新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞などを多数受賞。2001年には作曲活動でも新境地を開拓、’03年から上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授に就任、後進の指導にもあたっている
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感想・レビュー
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Sachi
3
音楽づくりについて、楽譜の読み方、練習の仕方‥など色々と語られていてとても楽しく読了。もっと多くの曲を学びたいと思いましたし、特にピアノ作品以外のものを多く聴くこともどんどんしていきたいと思いました。ピアノはピアノに向かっていない時の過ごし方が重要だとも思いました。技術は表現するための手段なのであって、頭の中に表現したい音楽がないのであればいくらピアノに向かって繰り返し弾いていても無意味。2018/03/09
かずら
0
前巻にひきつづき資料。参考にはなったが、やはり「著者がどうしてるか」っていう突っ込んだ話を聞きたかった。ピアニストの日常って、なかなかいい資料がない。2013/04/07