内容説明
私、西表耶麻子は、先輩のことが大大大嫌いで。同時に大大大大大大好きなのです。恋愛小説コンテストラブストーリー大賞受賞作。
著者等紹介
日日日［アキラ］
１９８６年７月２９日に奈良県生まれ。男。現在は千葉県の県立高校生
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
14
読破。これまた賛否両論、好悪の情がはっきり別れる作品ですね。まずこの主人公の、ひとりよがりとも取れる独白的文体。まぁ、一人称小説はあながちこういう部分で、良い悪いがわかれます。私的には、う～～～ん、という感じが…。そして、当の先輩。コイツも、キャラ的に私は納得できていない。いや、一番納得できていない！ 好きな女の子に素直になれない、小学生か！ まぁ、告白を手伝っちゃったりってのは、私もそういう傾向があるので、仕方ないんですが…。2012/02/20
はるき
9
久々の日日日。ラノベらしい軽妙な(過ぎる？)語り口調で物語は進んでいく。初期作らしく気負いが感じられる。まずまずの出来。2015/07/12
(-"-)
8
人間とは誤解する生き物だー否、人間とは他者を理解しきれない生き物だ。（本文）2017/01/12
天やん
5
日々死へと向かう主人公が恋に生き抜く。ヒーローは、恐らく自分の恋が実ることはないと知りながら、主人公の片思いに手を貸していく。 HAPPY ENDとはなんだろうとも考えさせられる。かといってBAD ENDとも言えない物語。一瞬の花火のように咲いては散る恋心の切なさがHAPPYなんだろうか。To be continued となれないからこそなのか。 生き死にと物語の前提は暗いものなのに、それでいてさえも読み手を明るくさせるキャラクターの個性や地の文のテンポ、ページをめくる指が止まることはない。 2020/12/23
ツバメ
5
先輩の気持ちが最初っからもろバレで、ストーリーも序盤で読めちゃって、日日日っぽい大波乱も起きない。でも、この本はそこが売りだ。最後の一ページに凝縮されている、この、なんとも初々しい可愛らしさに、口元が緩まない人間は一体いるのだろうか。2014/12/19
