内容説明
ウィルコンの絵を見ていると、ミンケパットさんの心情はもとより、小鳥のさえずりや戸外の寒さまでが伝わってくる。ウィルコンの初期の名作、ふたたび。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
27
【図書館】小鳥の世話をしているうちに、小鳥たちのさえずるメロディーをピアノで弾けるようになったミンケパットさん。ところが隣近所の人たちにとってはただうるさいだけ…。淡い絵がとても優しく印象的です。小鳥好きな人に贈りたい絵本♪2015/05/20
ヒラP@ehon.gohon
20
鳥のさえずりを奏でるピアノ演奏ってどんな音色なのでしょうか。人には騒音にしか聞こえない音で、ミンケパットさんは鳥たちと友だちになりました。 とても素敵なお話です。 町の人たちからも理解されるようになって、良かったですね。2019/10/25
みずたま
19
ちひろ美術館コレクションで紹介されていた絵本。ヨゼフ・ウィルコンのイラスト目当て。ちひろさんの家の本棚にドイツ語のこの絵本があったそうです。滲む色、濃淡のつけかた、ちひろさんの絵に共通するところも感じました。安曇野のちひろ美術館にはこの絵本の原画やウィルコンの作品がたくさんあるとのこと。いつか訪れて見たい‼︎2015/04/06
shiman
17
ミンケパットさんの最後の仕事は鳥のえさ係。カナリアをそっと包んでいる絵が素敵。奥付けが挿絵画家は有名人なのに、作者は名前しかわからないという・・・作者不明の童謡のようだ。2023/04/30
mntmt
16
不思議な魅力のある絵本。あまり色は使われていないのに温かみのある絵。何度でも、繰り返し見たくなります。おじいさんの奏でるピアノを聞いてみたい。2015/04/19