内容説明
南極の小さな氷山で、自分たちだけの平和なくらしを楽しんでいたコウテイペンギンのマイヤーさんたち。ある日、マイヤーさんたちの前に、背がちっちゃくて、くちばしのみじかい、よそものペンギンのミュラーさんがあらわれました。「わ…、わるいけど、ぼくたちみんなコウテイペンギンなんだ。」予期せぬ訪問者にマイヤーさんたちは、エッチラオッチラ逃げまわったり、しらんぷりをしたりで大困惑。マイヤーさんたちとミュラーさんは、ともだちになれるのでしょうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぃ
8
ペンギン大好き姉妹へ読み聞かせ。2歳半には長すぎて途中で飽きてしまったようですが、なかなかびっくり、結構いいお話でした。なかなか仲間に入れない辺りがリアルに嫌らしい感じで、小1娘は真剣に聞いてました。良かったねで終わりますが、大人にも刺さる話です。2016/02/28
遠い日
6
とぼけた味わいの語り口だが、自分たちと、なりの違う他者を受け入れるまでの心の動きがリアルで少々身につまされる。世間ではよく見聞きすることに、なんだか大人として恥ずかしいような思いだ。マイヤーさんたちのグループとミュラーさんとの交流の、ぎくしゃくした空気が重い。「みんなペンギン」という素直で大らかな考え方が、やっとみんなに理解されたとき、ミュラーさんは仲間になれた。2014/02/03
二条ママ
4
次女小1。図書館本。マイヤーでも、ミュラーでもみんなペンギンだね。いろいろペンギンについての知識を書いてあったから、娘はへ〜と言いながら聞いていた。2023/08/17
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2003年8月24日
-
- 和書
- 小説集Twitter終了