内容説明
近江には多くの鉱山が存在した。その歴史は古く、奈良時代にまでさかのぼる。江戸時代に石の長者と呼ばれ広く世に知られた博物学者、木内石亭の『雲根志』にならい、滋賀県の鉱山、鉱物、雲根志的世界の石について写真とともに紹介。
目次
第1章 鉱山(銅鉱山―右部金吉の生まれ故郷‐石部村銅山;アンチモニー(安質母尼)鉱山―130年の眠りから覚めた近江のアンチモニー鉱山(鉱山名不明)
金鉱山―幻の金鉱山‐豊栄鉱山 ほか)
第2章 鉱物(花崗岩ペグマタイトの鉱物;水晶;宝石鉱物 ほか)
第3章 雲根志的世界の石(天神石(雲根志)
文字石(雲根志)
食い違い石(昭和雲根志) ほか)
著者等紹介
福井龍幸[フクイタツユキ]
1952年京都市に生まれる。幼い頃より鉱物や化石に興味を持ち、収集を始める。大学卒業後、滋賀県職員として勤務。日本地学研究会や湖国もぐらの会において、見分等を深め、早期退職後も県内外に出掛け鉱山や鉱物との出会いを楽しみ、展示会なども催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。