ビジネス書大バカ事典

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883205004
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0090

内容説明

ビジネス書には二種類ある。まともなビジネス書と、いかがわしいビジネス書「もどき」である。したがって著者にも二種類いることになる。まともな作家と、「もどき」作家である。

目次

第1章 なんでビジネス書を読むの?
第2章 恐るべき三人のつわもの
第3章 三冊の元祖本と成功法則
第4章 本を読んで金が儲かるってホント?
第5章 不当表示?誇大広告?めくるめく書籍タイトルの世界
第6章 胡散くさい二人の導師
第7章 その場しのぎの一姫二太郎
第8章 「成功」することと人生
第9章 読むなら、経営者の自伝
第10章 仕事とは全人的作業である
付録 あのベストセラービジネス書を採点する

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学卒業。洋書輸入会社に勤務しながら、「ふつうの生き方」の価値を問い直す執筆活動を行なう。2006年に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

82
面白い。ビジネス書その中でも「もどき本」を痛烈に皮肉っている。もどき本とは過剰なタイトル、中身の成功本やいくら儲かる〜みたいな本のことだが、本好きにもこの皮肉が分かる人が多々いるはずである。「ヘンテコ大王」苫米地氏の件はすごく面白い。超有名作がかなりでてきたがファンの方達はこれを見てどう思うのだろうか。笑うのではないだろうか2016/03/17

かずー

69
世に出回っているビジネス書は大量にあるが著者独自の視点でチェックする。最初はただ毒をはくだけでよい印象を受けなかった。読み進むにつ著者のポリシーを感じるようになる。言っていることも共感する。要は宗教のような非科学的なビジネス書には厳しい。経営者の自伝は読むことをすすめている。紹介された本は読んでみようと思う。2021/07/01

mitei

49
世間で話題のビジネス書を集めてこき下ろした一冊。こき下ろすのは痛快だったが一転して自分のおすすめの本や感覚や価値観のようなものを後半に出してきたがあまり自分はつつましく普通に生きるのが一番的な話で面白くはなかった。また紹介された本もかなり古い本で逆に言うとこういう本が先に出てるから後の本が碌でも無いのばっかりじゃないかとも思った。2011/09/21

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

26
数々の人気ビジネス書のトンデモ振りをこれでもかとツッコむが、それだけならば『と学会』と同じだ(もちろん相当に面白い)。その後のラスト8章〜10章こそが勢古浩爾の真骨頂である。この部分を読むと、やはり松下幸之助や本田宗一郎というのは別格で偉人だと言わざるを得ない。小倉昌男も素晴らしい。ジョン・ウッド、大塚功(タクシー運転手)、石井一男(画家)の人生も感動的である。勢古さんの思索もグッと来る。お勧め。2013/03/06

ユズル

23
いやぁ、荒いね(((^^;)罵詈雑言の嵐。ただ、私もよく自己啓発本読むタイプだから、この人の書くことも理解できる。以前から、怪しいと思う人物達が取り上げられ、かなり痛快だった。自己啓発本に頼って真っ直ぐ読んできた方には恐らく向かないけど(なんせ荒い)、私みたいに斜めから読んでるタイプの方には笑えると思う。2015/09/20

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