放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883203505
  • NDC分類 539
  • Cコード C0090

内容説明

あっ、東海地震だ!そして、そのあとさらに恐ろしい事態が…。首都圏はたったの6~8時間後放射能に汚染されてしまう!あなたに備えは、ありますか?それより、あなたはどこまで知っていますか?すべてを報告し、すべてに答えた本。

目次

第1章 放射能が首都圏を襲う(東海地震ついに発生!―そのとき、日本の運命が決まる;東海地震が原発震災に変わるとき―首都圏の人々の地獄が始まる ほか)
第2章 放射能から身を守る!(“逃げる”のか“閉じこもる”のか―どっちを選ぶ?;“浜岡”から煙が出ていないか、テレビで要チェック! ほか)
第3章 東海地震は始まっている(日本列島は地震活動期に入りつつある―地震学者の共通見解;浜岡原発の直下にプレートの境界面があるのだ!―それも、浅いところに! ほか)
第4章 止めて下さい、この原発(どこの国もやらないような人間実験が進行中…―浜岡原発は悪魔の選定だ!;世界でひとつだけの花?―「地震発生予定地に原発」 ほか)
第5章 浜岡原発のミステリー(浜岡原発の真下の恐怖とミステリー―それは、女性の手で握りつぶせる岩盤だった!;浜岡の敷地内に断層が走っているではないか!―そのうえ過去に「何度も動いた」証拠が… ほか)

著者等紹介

古長谷稔[コナガヤミノル]
1971年静岡県函南町生まれ。国立沼津工業高等専門学校電子制御工学科を経て、北海道大学工学部土木工学科で河川防災を専攻。衆議院議員の公設秘書時代に浜岡原発の実情と原発震災の危機を知ったことが、人生を大きく変えた。生まれも育ちも静岡という土地柄、東海地震はつねに「そこにある危機」となる。そこで、誰も知らない浜岡の真実を広く伝えるために秘書を退職、2004年4月「原発震災を防ぐ全国署名連絡会」の立ち上げに参画し、事務局長として奔走中。2006年1月からは「食品と暮らしの安全基金」に在籍しながら、さらに情報発信の勢いはヒートアップしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

11
浜岡原発直下で巨大地震が発生した場合の原発の破壊とその後の放射性物資の拡散状況がリアルに記載されている。このシミュレーション結果はまさに福島第一で発生したのと同じことが記載されており、東海地震震源地かつ断層帯の真上に立てられている浜岡原発は廃炉しかありえない。しかしいい提案もしている。老朽化した浜岡原発の炉心を抜き取り、大地震のとき原発がどのようになるかを実験できる、そして跡地にはメタンハイドレードの新たな発電所を作ればいいとある。この本もあの京大の小出助教の資料を元に書かれていた。良書。2011/05/02

asajee

6
11日の震災の次の日に、図書館で偶然見つけた本。12日の福島第一原発の報道を聞きながら読んでいた。この本に書かれている、メルトダウンや、原発と震災との関連性が、報道内容とぴったり合っていたので、怖くなった。あまりにもタイムリー過ぎた内容だった…2011/03/14

ねええちゃんvol.2

4
★★★★★ 2006年の本。浜岡で地震・津波がおきたらどうなるか。まんま福島の状態・・・。予知していたかのような。ていうか、このくらい予想できてたんじゃないの?「想定外」ではなくて、想定すらしていませんでした、の間違いだわね。原発再稼動を検討している今、多くの人に読んでほしい本。管さん、あのとき浜岡を止めてくれてありがとう。2012/03/28

金平糖

4
まさに預言書。「はじめに」の末文に『後悔しないよう、ご家族でこの本に目を通してみてください。』とあり、福島の事故があるまで原発に無関心だったことと本書を読んでいなかったことを後悔。恐ろしいことに、東海も南海地震もまだ起きていない。地震や津波以外にも事故原因は考えられる。あと一つでも原発事故が起きたとしたら日本には住めなくなるのではないか?歴史を振り返ると些細な欲のために愚かなことを繰り返してきた人類。人工放射能の処理法を見出していないまま生み出した。これ以上子孫に負の遺産を残すべきではないと切に思う。2011/08/22

バカボンパパ

4
この本を読んでいる2011年5月6日に政府が中部電力に対して、浜岡原発の全ての原発停止を要請しました。3月11日の福島原発の事故を受け、ようやく政府が浜岡原発の危険性を認め、重い腰を上げました。設計時の耐震性があまり考慮されていないのは日本全国の全ての原発ですが、特に危険性が突出しているのが浜岡原発との事です。場所こそ違うものの、3月11日の福島原発でこの本に書かれていることが現実になりました。恐ろしい事です。2011/05/07

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