内容説明
末は博士か大臣か―。理科系だったら博士をめざさなくては嘘。気鋭の〈若手の博士〉3人が理科系人間すべてに送る熱きメッセージ。それぞれ3人が自らの経験を披露する。なぜ日本では博士は注目されないのか。就職問題から教育問題、そして社会構造へと、3人の博士が日本の抱える問題を語り合った。
目次
第1章 博士をめざそう(末は博士か大臣か;スペシャリスト、ジェネラリスト;関門突破のための対策あれこれ)
第2章 博士への道、そして就職(論文博士 北野宏明さんの場合;コース・ドクター 橋田浩一さんの場合;アメリカでPh.D.を取る 冨田勝さんの場合;アフター・ドクター 就職)
第3章 日本の〈博士〉の育て方(企業が育てる;大学院が育てる;日本はほんとうに学歴社会か?;これからの日本、これからの博士)