感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
73
分類821。お馴染みの「十二支のおはなし」を甲骨文字が動き出し跳ねまわるイラストで描く▽人間は年を数えるのに苦労していた。神様は「動物の名前で年を数えたらわかりやすいかな」と、大きな川を渡って、明日の朝神様のところに来た12の動物を順番に、年のめぐりを任せると宣言した。どうしたら早く川を渡ることができるだろうか、ねずみは考えた▽甲骨文字が可愛く見えます。ねずみがネコを川に突き落としたのには衝撃を受けました。だますよりヒドイw。巻末には甲骨文字の紹介がある。2009年刊2023/01/11
ゆき
30
紹介本。甲骨文字を絵として使って描かれている十二支のものがたりです。国によって少しずつ内容も違うみたいで私の知っている十二支とは少し違っていて新鮮で面白かったです。付録には各国の十二支の動物達の一覧もあり、ねずみや牛のような各国共通な干支もあればライオンやワニ、豚などが干支の動物となっている国もあり面白かったです。2018/01/19
ヒラP@ehon.gohon
15
干支にまつわる中国の逸話です。 十二支の一番がどうしてネズミで、干支の中にどうしてネコがいないのか。 いろいろな絵本があるので、ひょっとしたら絵本ならば他の絵本の方が子どもウケするかもしれません。 この絵本の魅力は「絵」がないことです。 お話に登場する動物や背景や様々なものが甲骨文字で彩られていることです。 2019/01/30
和草(にこぐさ)
12
十二支の始まりが知りたく読んでみました。ねずみには驚かされました。甲骨文字も解説があり、楽しく読了。2015/01/20
ちはや
10
なんと、筆者は欧陽詢の直系子孫(44代目)とな!話は十二支の成り立ちというかあの物語ね。それを風景共々甲骨文で描いてあります。個人的な感想だけど金文より複雑な感じ。古ければ古い書体ほど簡素になるイメージだったけどね。この表紙の十二支(中国では亥でなく豚)と中央の【遊】を来年の書道発表会用課題候補にしたいわ。2016/06/03