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わたしと小鳥とすずと - 金子みすヾ童謡集

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  • サイズ 新書判/ページ数 160p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784882840701
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C8092

出版社内容情報

親しみやすい選集、珠玉の60編。
『金子みすゞ全集』から60編を選び、旧仮名遣い・旧漢字を改め、美しい装丁の小型本にまとめました。
今や、みすゞといえば…の作品となった「わたしと小鳥とすずと」「大漁」「つもった雪」「星とたんぽぽ」などは、この選集から広がっていったものたちです。
初めてみすゞに出会う方におすすめの本です。

【収録詩】
[お魚]お魚/大漁/土と草/草の名/しば草/木/土/まゆとはか/つもった雪
[春の朝]春の朝/足ぶみ/なかなおり/ふうせん/はだし/もういいの/あさがお/もくせい/どんぐり/あした
[みんなをすきに]みんなをすきに/おかし/わたしのかみの/さかむけ/あるとき/たもと/しかられるにいさん/犬/おひる休み/となりの子ども/くれがた/だいだいの花/だるまおくり
[つゆ]つゆ/木/わらい/はちと神さま/げんげの葉のうた/げんげ畑/朝顔のつる/夕顔/みこし/石ころ
[わたしと小鳥とすずと]わたしと小鳥とすずと/ふしぎ/次からつぎへ/星とたんぽぽ/茶わんとおはし/なしのしん/こよみと時計/ゆめとうつつ/だれがほんとを/こだまでしょうか/こころ
[すなの王国]すなの王国/美しい町/しょうじ/ぬかるみ/花のたましい/雪/日の光

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mint☆

157
何度目かの再読。子供の頃父から3冊セットでプレゼントされ大好きになり、今でも大切にしている本です。金子みすゞさんは子供の頃の感性を持ったまま大人になった人なんだなと思う。繊細でみずみずしい感性。こちらの童謡集は読み始めハッとする。そんなこと自分は感じたことがあったかなと。読んでいくと優しい気持ちになり最後は少し切ない気持ちになる。有名な「こだまでしょうか」はこちらに収録されています。まゆとはか、わらい、ふしぎ、あと表題作は特にお気に入り。2020/02/16

れみ

112
金子みすゞさんの3冊シリーズの童謡集のうちのひとつ。シリーズ通して読んだなかでは、いちばん耳や目に馴染んだ詩が多かった。好きだなあと思ったのは「大漁」「私と小鳥とすずと」「星とたんぽぽ」。物事を様々な面から見る目と心で紡がれた言葉に、優しく温かな気持ちにもなるしハッと胸を突かれるような気持ちにもなる。2015/03/27

さゆ@俳句集販売中

103
人は孤独や自分を見失った時、己の殻に籠ることで絶対的に自分を確認するパターンと他人と関わる中で相対的に自分を確認するパターンの2つがあると思う。読んだ感じだとみすゞは後者だと思われるが、そのうえで「みんなちがってみんないい」と言っているあたり、前者のような孤独を持っている人に対しては「いつか気づけるからそのままでいいよ」、後者に対しては「自分自身との対話もまた必要だよ」というようなメッセージを送っているように感じられた。みすゞ自身どちらも経験したからこその言葉だろうか。2023/12/06

優希

98
心にそっと寄り添うような優しくてあたたかくて祈りの言葉のような詩の数々に癒されました。素朴な美しさが詰まっていて、忘れている感覚が蘇るような感じがします。純粋で清らかな心だからこそ、大人の閉じた目では見えない世界を見ているのだと思います。大事にしたい詩や言葉の数々。とても素敵な風景は、「感じる心」を呼び覚ましてくれるようでした。2016/01/05

86
再読。素晴らしい詩集。何気なく素通りしているものでも、こんな風に捉えて素敵だなって思ったり、確かにそうだよなーって思うものもたくさん。私と小鳥とすずと は、小学生の教科書で国語で散々したな。これは本当に短い中に学ぶことが、凝縮されているけれど、他にも、ゆめとうつつ という詩が今回は良かったな。ゆめじゃなんにも決まっていないから、よかろうな。っていう。2019/02/05

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