• ポイントキャンペーン

映画の文法―日本映画のショット分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 359,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882028703
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0074

出版社内容情報

映像文法用語の解説と名作日本映画の具体的分析を通して映画の“読み方”をわかりやすく説く入門書。! 
ストーリー神話を破る ──「映画で大切なのはストーリーだろうか、構成だろうか。これは、映画をどう読むかという基本的な態度にかかわる。よい映画を見たという友人に「どんな映画だった?」と尋ねると、きまって映画のストーリーを手短に紹介するだろう。ストーリー神話は根づよい。確かに、ストーリーも大切にはちがいないが、映画を構成する諸項目を分析する方法を身につけると、これまで映画のなかで見えなかったものが見えてくるし、聞こえなかったものが聞こえてくる。つまり、映画の構成を一目瞭然にしてくれるような文法を把握すると、それまでの自分が見たり聞いたりしていたものとは異なったものが、映画のなかに見えてくるのである。(「映画の読みかた」より)

内容説明

小津安二郎や黒沢明をはじめとする名作日本映画のショット分析をつうじて、定着しつつある欧米の映像文法を解説するとともに、映画の“読み方”をわかりやすく説く入門書。

目次

映画の読みかた(文法について;感性の問題;ストーリー神話を破る;映像リテラシーを高める;視覚の重要性)
文法項目(アイリスイン/アイリスアウト;アイレベル・アングル;アクションの一致;アングル;動き ほか)

著者等紹介

今泉容子[イマイズミヨウコ]
名古屋生まれ。アメリカのイエール大学より博士号(1985年)取得。文学博士。専門は映画研究および英文学研究。名古屋大学助教授をへて現在、筑波大学助教授。フルブライト、ブリティッシュ・カウンシル、ハーヴァード・イエンチェンなどのフェローとしてアメリカやイギリスにて研究するうちに、映画研究におけるショット分析の重要性を痛感
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えふのらん

1
古典を基準にしているから基礎の基礎を固めるのに向いているし何より読みやすい。いまどき律儀に三角配置で撮るようなことはしないだろうが、やはりマスターショットとの関係を頭の片隅にでも置いておくと色々と便利だろう。ただ、マッチカットやイマジナリーラインを別な言葉で説明しているから注意がいる。誤用とまでは言わないが、同一の被写体でつなげたカットをわざわざ構図の一致と日本語に直す人はいないと思われる。2020/11/20

水池屋

1
この本を書くにあたって10年以上かかっている・・・・・・!?あとがきを読んで本自体の印象が一変しました。単純で簡潔である事こそ最も時間がかかる物なのかも?2010/01/11

tama

0
用語集だった。応用編も出してほしい。あと索引はつけるべきだったと思う。2017/02/28

ひらりん

0
映画を見る側ではなく作る側がどんな「文法」に沿って撮影や編集をしているのかを紹介。今まで感覚的にいい映像とそうでないものを判別していたけど、自分がなぜそう感じたのか理由を突き詰める糸口になりそう。映画も含め、いろんな映像の見方が変わった一冊。2013/03/23

numainu

0
評価C2004/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/378708
  • ご注意事項