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出版社内容情報
ムダン(巫)を知ることは、韓国人の心の世界を知ることだ! 韓国における巫研究の第一人者が外国人のために書き下ろした韓国のシャーマニズム・巫(ムダン)の解説書。ムダンは韓国における宗教意識の根幹であり、韓国仏教やキリスト教、仮面劇などの芸能、そして風水を理解するためにも必要であり、ムダンを知らずに韓国を知ることはできないと言っても過言ではない。日韓の関係がかつてなく深まっている今日、身近なものになっている韓国の伝統芸能をより楽しむためや仕事や日常生活で韓国人とつきあっていくためにも、ムダンについての基礎的な知識は不可欠であった。だが、これまで平易な日本語の解説書がなかったのが現状であり、本書は、「最低限これだけは知ってほしい」という入門書であるとともに、専門家・研究者にも十分読み応えのあるものである。
内容説明
第一人者の手による韓国シャーマニズム入門―その歴史、年中行事と社会生活、神具と祭祀から今日の問題点まで、幅広く網羅した日本初の概説書。
目次
1 歴史的概観
2 ムダン
3 神堂
4 神霊
5 ひいき客(丹骨)
6 クッ
7 むすび
著者等紹介
趙興胤[チョフンユン]
延世大学史学科卒業後、ドイツ・ハンブルク大学人類学科で哲学博士取得。同大学民族学博物館東洋学部研究員を歴任し、現在漢陽大学教授。歴史社会学専攻。韓国のムダンについて豊富なフィールドワーク経験を持ち、その実像を初めて本格的にヨーロッパに紹介した第一人者
小川晴久[オガワハルヒサ]
東京大学名誉教授、二松学舎大学教授
李恵玉[イヘオク]
韓国慶尚南道河東に生まれる。韓国と日本を往来しながら、忠清南道のアンジュンクッを通じて、新宿のニューカマーの孤独や悩みを癒す活動を続けている
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