現代アメリカ文学叢書<br> アマチュアたち

現代アメリカ文学叢書
アマチュアたち

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882025290
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

未完成の大人たちが繰り広げる、お気楽アマチュア生活。「現代アメリカ文学の鬼才」バーセルミがやさしく見つめる、アマチュアたちの一生懸命な空回り。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mejiro

6
「おれたちの仕事とそれをやるわけ」「傷」「六一丁目西一一〇番地」「われわれのうち何人かはわれらが友コルビーを脅かしてきた」「わたしは一つの小さな都市を買った」「レベッカ」「照会」が特におもしろかった。解説もよかった。『シティ・ライフ』とはまた違うあじわいで楽しめた。2015/02/11

あべっち

2
サクサク読めてしまう。「われわれのうち何人かはわれらが友コルビーを脅かしてきた」「学校」が良かった。2019/12/20

まろすけ

2
バーセルミ2冊目。いずれも短編集。寓話的な(あるかないかの)ストーリー。文節の断片のコラージュが全体としてひとつの画を創り出す。ジグソーパズルのように。ラストの締めの一文がアフォリズムめいていたりウィットが効いていたりで秀逸。読んでいる段階では統合失調症の連合弛緩みたいなぐにゃぐにゃした感触なのに、読了して全体を捉えるとなぜか妙に腑に落ちる。バーセルミ的作風、としか言いようがない確立されたスタイル。僕にはドンピシャでハマりました、二冊読んだ現段階では。他の作品も読んでみたい。2015/04/18

羊男

1
1980年代に一度読んでいるのだが、そのときよりは最近の小説を読んでいるような気にもなった。 ケリー・リンクを読んだあと、またあの変な感覚を味わいたいと思って、古い文庫本を引っ張り出したのだが、やっぱりまだ変だった。 変なんだけど、いまではもう素朴と思える感覚に変化していて、田舎のいまにも潰れそうなバス停の小さな小屋の長椅子に座って、i-podでデウ゛ッド・ボウイ を聞いてる感じ、とでも言えばよいか。2010/08/28

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