松柏社叢書言語科学の冒険<br> 言説のフィクション―ポスト・モダンのナラトロジー

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松柏社叢書言語科学の冒険
言説のフィクション―ポスト・モダンのナラトロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784881989548
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C3390

内容説明

構造主義のナラトロジーの脱構築の果てに見えてくる新たな物語理論の肥沃な領野。ポスト構造主義のナラトロジーの全貌を伝える。

目次

第1章 理論というゲーム―物語とナラトロジー
第2章 物語の事実とフィクション―物語内容と物語言説
第3章 言説の言説化―腹話術的効果
第4章 複数の原点―焦点化ファクター
第5章 テクストとテクスト性―形成するものと形成されるもの
第6章 テクストが遊ぶゲーム―物語と物語の間を読む

著者等紹介

オニール,パトリック[O’neill,Patrick]
カナダのクイーンズ大学人文学部ドイツ語ドイツ文学科教授で、前著『エントロピーの喜劇』(The Comedy of Entropy―Humour,Narrative,Reading,University of Toronto Press,1990)で、ポスト・モダンの文学理論家として北米でその地歩を確立した。シーモア・チャトマン、ドリット・コーンを北米を代表する第一世代の物語理論家とすれば、オニールはジェラルド・プリンスとともに第二世代の代表的な物語理論家と言えるだろう

遠藤健一[エンドウケンイチ]
東北学院大学文学部教授。18世紀イギリス文学、文学理論専攻。物語理論関係の著訳書に、ジェラルド・プリンス『物語論の位相』(松柏社叢書・言語科学の冒険1、1996);ジェラルド・プリンス『物語論辞典』(松柏社叢書・言語科学の冒険4、1997)や『近代小説の〈語り〉と〈言説〉』(共著、有精堂出版、1996)などがある

小野寺進[オノデラススム]
弘前大学人文学部助教授。19世紀イギリス小説専攻

高橋了治[タカハシリョウジ]
東北学院大学非常勤講師。20世紀イギリス小説専攻
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あなた

7
本書を読めばかゆいところに手が届くようにきちんとテクスト分析ができるようになる。豊富な事例をひきながら事細かに理論で小説を切っていく。読了後に「私がこの作品を読んで思う漱石の主張は…」などとはいわなくなるはず(好き好きだけど)。フォークナーやマルケスの語り手分析なんかも面白い。ただ、あまりに教科書的にきちんとしすぎていてジュネットの『物語のディスクール』におとらない気疲れが… 2010/07/14

きつね

2
ハズレ。原著'94,訳書'01.監訳者が付録につけた小論は良かった(ジュネットの焦点化論の誤読と、そこから生まれた怪我の功名。語り手による焦点化に加え、視る登場人物=焦点化子/視られる登場人物=被焦点化子、云々。本文だとp.127辺り)。ナラトロジーをカルスタのほうに開きたいんだろうけど誰得。誰のためにやるのかはっきりしてるんなら、それも方法だと思うが、誰の為でもない一般論としてやるのは生産的でないと思う。何のためのポモなのか、誰得ポモ問題。2012/11/23

Ecriture

2
物語内容は物語言説によって瓦解する。紀元前5世紀、最初のポストモダニストであるゼノンに捧げられる物語論。現実の作者、内包された作者、語り手、聞き手、内包された読者、現実の読者なるカテゴリーを設け、ポスト構造主義以降の規定されつつも産み出し、書かれつつも書く読みのあり方を明らかにする。パトリック・オニールとは誰か、そしてどこにいるのか。このコメントもまたそれを探求するゲームの只中にある。精緻な図式…ではあるのだけど、やはりその図式も瓦解しちゃうし、入れ子構造ってそもそもモデルとしてかっちりしすぎてないか。2012/05/29

たぬき

1
物語言説(形式)が物語内容(内容)を支えるのでなく、あるのは配列性に依存した事象連鎖だけであり、それがさらに多数のレベル(内包された作者、現実の作者、間テキスト性)で相対化される。 物語とナラトロジーの関係についても同じである。 相互の技術体系が都度現実化(時間化、空間化)されていく際に発生する落差自体が無限に相対化されていくという資本主義の論理を地で行くような論。ヤケクソ感がある。2019/01/13

Ecriture

1
2011/06/07

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