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内容説明
なぜ満月の夜にダンス・パーティなど社交上の行事が行なわれたのか…。未曾有の変化を遂げた19世紀イギリス社会。今や、イギリス人にも忘れられてしまった、当時の日常生活を知り、小説・映画をもっと楽しく鑑賞するための手引書。
目次
第1部 日常生活(照明・暖房・上下水道;料理;召使 ほか)
第2部 政治・戦争・経済(法廷;軍隊;経済と銀行 ほか)
第3部 社会(芸術と娯楽;買い物;旅行 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shou
3
テキストメイン。社会生活全般を取り上げているけれども、構成が分かりづらいのと、対象が絞られていないので、当時を理解するための最初の手引きといったところ。2012/11/11
なかがわみやこ
3
事象の羅列。原典のリストが細かいので、資料はそっちをあたった方がよいです。2010/06/06
あやめ
2
さらさらっと流し読み。ヴィクトリア朝の時流の変化の速さはいまのIT技術以上ですね。2014/01/26
きりぱい
2
くわしいのに難解でない資料という感じ(ほぼテキスト)。読み物として楽しめたのは「礼儀作法」や「上流社会の楽しみ」など。物語ではロマンスの場としてラフに描かれる舞踏会などにも、かなり窮屈なルールのあったことがわかる。民間療法では、しゃっくりには角砂糖の上にシナモンを少量のせて口中で溶かす、なんていうのもあるけれど、効くのかな・・。19世紀辺りが舞台のイギリス小説を読んだ時、ちょっとした背景まで理解して楽しむ手がかりになる1冊。2009/03/22
もとせ
1
109P引用【1870年、皇太子の<モールバラ・ハウス>の常連であるサー・チャールズ・モーダントが二十一歳の妻と離婚訴訟を起こした。生まれたばかりの子供の目が見えないのは、皇太子を始め大勢の男性と通じたためだと妻が認めたからである。前例のないことだが、皇太子自らが証人席に立って、姦通は否認したが、夫人に何通も手紙を書き送ったことは認めた。皇太子は反対尋問を受けることはなく、離婚の申し立ては却下された。その後、皇太子については一切ふれていない二度目の申し立てはうまく認可された。】2012/04/21