内容説明
「ハンセン病療養所を世界遺産に」―。かつてハンセン病患者を隔離するため瀬戸内海の離島に設けられた国立療養所・長島愛生園と邑久光明園、大島青松園で新たな運動が始まった。背景にあるのは入所者の高齢化に伴う問題の風化だ。過ちを繰り返さないため、私たちは隔離の歴史から何を学び、未来に伝えるか。瀬戸内3園から問う。反響を呼んだ山陽新聞連載が待望の単行本化!隔離の島で生きた人々の証言を記録。
目次
プロローグ 引き裂かれた家族
第1部 隔離の島
第2部 遠い春
第3部 希望求めて
第4部 光放つ人々
第5部 人間回復の橋
第6部 解放に向かって
第7部 未来へつなぐ
1 ~ 2件/全2件