奪われし未来 (増補改訂版)

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奪われし未来 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 1冊/高さ 19cm
  • 商品コード 9784881359853
  • NDC分類 519
  • Cコード C0098

出版社内容情報

初版刊行から5年。原著者による3章分の書き下ろしと日本の現状に関する解説を追加し、この度<増補改訂版>として刊行します。子どもの知能低下、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、また、ヒトの精子数の激減といった現象や生殖器の異常による生殖能力の低下など、われわれの次世代へ大きく影響を及ぼすであろう環境ホルモン関連の最新事象についてまとめています。さらに日本国内の環境ホルモンに関する研究や国・各種団体の取り組みについては、岡崎国立共同研究機構の井口泰泉教授が解説をしています。21世紀に生きるわれわれにとって必読の書と言えるでしょう。

【目次】

目 次

序――元米国副大統領 アル・ゴア

はじめに

「奪われし未来 増補改訂版」の刊行にあたって

第1章 前兆
第2章 有毒の遺産
第3章 化学の使者
第4章 ホルモン異常
第5章 子孫を絶やす50の方法
第6章 地の果てまで
第7章 シングルヒット
第8章 ここにも、そこにも、いたるところに
第9章 死の年代記
第10章 運命の転機
第11章 がんだけでなく
第12章 わが身を守るために
第13章 不透明な未来
第14章 無視界飛行
第15章 「奪われし未来」以後の世界
第16章 未来を奪われないために

おわりに

解説――岡崎国立共同研究機構 井口泰泉


昨年はじめアメリカで最初に出版され、センセーションを巻き起こした”Our Stolen Future”の待望の翻訳である。なぜこの本がそれほどショックを与えたのかというと、現在進行しつつある化学物質汚染によって、人類の存続すら危ぶまれるほどの危機的状況にあることを、大量の客観的な調査データ、実験データによって、実に説得力ある形で示しているからだ.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』183頁、より)


内容説明

『環境ホルモン』すべてはこの1冊から始まった。初版刊行から5年。原著者による3章分の書き下ろしと日本の現状に関する解説を追加し、増補改訂版として刊行。

目次

前兆
有毒の遺産
化学の使者
ホルモン異常
子孫を絶やす五〇の方法
地の果てまで
シングルヒット
ここにも、そこにも、いたるところに
死の年代記
運命の転機
がんだけでなく
わが身を守るために
不透明な未来
無視界飛行:「奪われし未来」以後の世界
未来を奪われないために

著者等紹介

コルボーン,シーア[Colborn,Theo]
WWF(世界自然保護基金)の科学顧問で、内分泌系攪乱化学物質の専門家。ウィスコンシン大学で動物学の博士号を取得している。現在はワシントンDC在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

88
Audiobook。奪われし未来の正体、それは内分泌撹乱による生殖異常。所謂、環境ホルモンの人体への巧妙な侵食機構と生物兵器並みの毒性に絶句する。性ホルモンとは体内の情報伝播物質であり、胎児期の一次性徴での性形成を制御する。生殖異常を誘発するホルモン濃度は極微量。環境ホルモンとは難分解性の性ホルモン代替物質であり、母体の蓄積物が胎児に影響する。また一次性徴はセントラルドグマ同様、生物普遍の機構であるため、人のみならず生態系全体に環境ホルモンの蓄積と胎児期の濃度異常による生殖異常をもたらす。2019/08/14

佐島楓

66
環境ホルモンやダイオキシンという言葉をほとんど聞かなくなったが、それらの危険性を指摘したのがこの本であった。男女共に戦慄する内容であり、現在の研究の進捗状況を知りたいと思う。最近でもプラスチックのペレットに関する報道はあったが、あくまで動物が飲み込んで死んでいるという文脈だった。こういった内容が忘れ去られることがあってはならない。2018/10/15

そんれい

14
レイチェル・カーソンが『#沈黙の春』で合成殺虫剤が人体を汚染する経緯を詳細に記した。この本は、カーソンの志をつぎ、合成化学物質がホルモン分泌系の作用をどのように撹乱しているかを、コルボーンが解明していくように語られる。便利な化学製品や食べ物に対する問題意識をしっかりと持って、商品として販売していても安易に購入して使用したり食したりしないようにしなければ。2020/02/11

デビっちん

7
合成化学物質が生物の内分泌系を撹乱する。生殖器異常の増加、常軌を逸した交尾活動、雄雌同体現象、減少し続けるカワウソ等、一見何の関係もなくバラパラに見える生態系の異常は、体内の重要なメッセージを合成化学物質によってかき乱されていることに気づかされる。残留性の高い化学物質が、組織内に濃縮され、食物連鎖の頂点へと登りつめるにつれ、その蓄積量を指数関数的に増やす。遺伝子情報も大事だけど、成長過程で脳に供給されるホルモンも大切なんですね。読んでて恐ろしくなった。食物連鎖の頂点に立つ身として、何の食べ物を選ぼう?2015/11/18

HH2020

4
◎ 『メス化する自然』を読んだことがきっかけで合成化学物質による環境汚染に関連する本を続けて読んだ。本書は環境ホルモンによる生物へのさまざまな悪影響を指摘して世界中に衝撃を与えた一冊という。それは20年も前のこと。環境問題には関心を持って生きてきたつもりだったがあまりにも無知だったことを恥じる。この年になって今さらだがこの問題に目覚めた。最近LGBTがやたらと多いなと感じていたのは、胎生期のかなめの時点でホルモン・メッセージが化学物質によって攪乱され性的指向に影響を与えていたからだとは、ぞっとするが納得。2021/11/06

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