人はなぜコンピューターを人間として扱うか―「メディアの等式」の心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 368,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784881358603
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3055

出版社内容情報

たかがパソコン相手にどぎまぎしたり、自分のマシンに名前を付けてしまうのはなぜなのか?マイクロソフト社の製品開発に大きな役割を果たした2人の研究者によるメディア実験の数々。そこから明らかになる人々の意外な反応パターン。メディアにとって大事なのは形だけの「ユーザビリティ(使いやすさ)」だけじゃない。本書が提示する新しいメディアデザインの原理は、ますます多様化する次世代メディアの設計に欠くことのできないものとなる。

【目次】

第1部 はじめに

第1章 メディアの等式




第2部 メディアとマナー

第2章 礼儀正しさ
第3章 対人距離
第4章 お世辞
第5章 他人と自分を判断する



第3部 メディアと性格

第6章 キャラクターの性格
第7章 インターフェースの性格
第8章 性格を真似る



第4部 メディアと感情

第9章 良い・悪い
第10章 ネガティブさ
第11章 覚醒度



第5部 メディアと社会的役割

第12章 専門家たち
第13章 チームメイト
第14章 ジェンダー
第15章 声がいっぱい
第16章 情報源に注意を向ける



第6部 メディアと形式

第17章 イメージのサイズ
第18章 画質
第19章 同期をとる
第20章 動き
第21章 シーンの切り替わり
第22章 サブリミナルメッセージ



第7部 おわりに

第23章 結論:メディアの等式について

内容説明

人とメディアとのコミュニケーションを解き明かすカギとなる「メディアの等式」によって、次々と常識がくつがえされていく。21世紀のメディアデザインの進むべき方向を提示する画期的なメディア論の登場。

目次

第1部 はじめに
第2部 メディアとマナー
第3部 メディアと性格
第4部 メディアと感情
第5部 メディアと社会的役割
第6部 メディアと形式
第7部 おわりに

著者等紹介

リーブス,バイロン[Reeves,Byron]
バイロン・リーブスとクリフォード・ナスは共に、米国スタンフォード大学コミュニケーション学部教授。1986年に同大学に着任以来、心理学、社会学的アプローチを駆使して、メディアに対する人間の反応について研究を行なっている。2人は同時に、アップルコンピュータやIBMほか、日本を含む世界中の多くの企業とともに研究を続けており、特にマイクロソフト社との共同研究は実際の製品として結実した。現在、バイロン・リーブスはCSLI(言語情報研究所)の所長を務め、クリフォード・ナスは教鞭をとりながら研究活動を続けている

ナス,クリフォード[Nass,Clifford]
バイロン・リーブスとクリフォード・ナスは共に、米国スタンフォード大学コミュニケーション学部教授。1986年に同大学に着任以来、心理学、社会学的アプローチを駆使して、メディアに対する人間の反応について研究を行なっている。2人は同時に、アップルコンピュータやIBMほか、日本を含む世界中の多くの企業とともに研究を続けており、特にマイクロソフト社との共同研究は実際の製品として結実した。現在、バイロン・リーブスはCSLI(言語情報研究所)の所長を務め、クリフォード・ナスは教鞭をとりながら研究活動を続けている

細馬宏通[ホソマヒロミチ]
1960年兵庫県生まれ。1984年京都大学理学部卒業。1992年京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部講師(コミュニケーション論)。著書に『浅草十二階』(近刊、青土社)、『ステレオ―感覚のメディア史―』(吉村信+細馬宏通/ペヨトル工房)、『コミュニケーションの自然誌』(谷泰編/新曜社)など。訳書にP.マーチン、P.ベイトソン『行動研究入門』(粕谷英一、近雅博、細馬宏通共訳/東海大学出版会)
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