出版社内容情報
名探偵の帰還『カリブ諸島の手がかり』の名探偵ポジオリ教授が帰ってきた。同シリーズに惚れ込んだエラリイ・クイーンの要請によって復活した教授が、またしても数々の奇妙な事件に遭遇、心理学的推理を駆使して謎の解明に挑む。法律の罰し得ない完全犯罪をもくろむ殺人者との対決をえがいた「ジャラッキ伯爵、釣りに行く」「ジャラッキ伯爵への手紙」、旅行先のメキシコで、人々が見守るなか闘鶏に蹴られて死んだ老人の謎を追う問題作「81番目の標石」、異常に低い検挙率にもかかわらず、盗まれた金はすべて持ち主のもとに戻っている、地方都市の異常な状況に隠された秘密をあばく「警察署長の秘密」など、ミステリーのもう一つの可能性を追求したポジオリ探偵譚、全11編を収録。掴み所のないような出だしなのに、途中から異様に高まってくる緊張感、奇妙な殺人方法と犯罪者像、そして、切れ味鋭く、それでいて後を引くような幕切れ・・・。(中略)ストリブリングは、それまでの本格ミステリーが基盤としていた近代合理主義に、《向こう側》の論理を持ち込んでいた。私はそこに、新しいミステリーの可能性を見たような気がしたのである。―山口雅也(巻末エッセイより)原題:Best Dr. Poggioli Detective Stories
内容説明
『カリブ諸島の手がかり』の名探偵ポジオリ教授が帰ってきた。同シリーズに惚れこんだエラリイ・クイーンの要請によって復活した教授が、またしても数々の奇妙な事件に遭遇、心理学的推理を駆使して謎の解明に挑む。法律の罰しえない完全犯罪をもくろむ殺人者との対決をえがいた「ジャラッキ伯爵、釣りに行く」「ジャラッキ伯爵への手紙」、旅行先のメキシコで、人々が見守るなか闘鶏に蹴られて死んだ老人の謎を追う問題作「81番目の標石」、異常に低い検挙率にもかかわらず、盗まれた金はすべて持ち主のもとに戻っている。地方都市の異常な状況に隠された秘密をあばく「警察署長の秘密」など、ミステリーのもう一つの可能性を追求したポジオリ探偵譚、全11編を収録。
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