神の消失

神の消失

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  • サイズ B6判/ページ数 373,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784881355824
  • NDC分類 193.04
  • Cコード C1010

出版社内容情報

聖書の時代からニーチェ、そして宇宙論までひとつの物語としてとらえると、そこには神が人類の前から消えてゆく奇跡が描かれていた。なぜ人類は神と決別するに至ったのか。それから二千年の時を経て、ニーチェに「神の死」を語らせたものは何か。そして20世紀の宇宙科学論「ビックバン」とユダヤの神秘思想「カバラ」の奇妙な一致は何を意味するのか。聖書、ニーチェの生涯、現代宇宙論を通して、神と人間のかかわりの歴史を解き、人類のすすむべき道を探る。神の消失は、神と人間との力関係に由来する複雑な現象である。聖書において、神は、神の姿に似せて人間をつくり、彼らを従属させる。人間は、神に憧れても神に至ることはできず、神が身近にいることに耐えられず、神の下位に置かれることが我慢ならない、神は命令し、人間は反抗する。・・・人間は神に従いたくない。神のようになりたいのである。―本文より原題:The Disappearance of God

内容説明

聖書をひとつの物語としてとらえると、そこには神が人類の前から消えてゆく軌跡が描かれていた。なぜ人類は神と決別するに至ったのか。それから二千年の時を経て、ニーチェに「神の死」を語らせたものは何か。そして20世紀の宇宙科学理論「ビッグバン」とユダヤの神秘思想「カバラ」の奇妙な一致は何を意味するのか。聖書、ニーチェの生涯、現代宇宙論を通して、神と人間とのかかわりの歴史を解き、人類の進むべき道を探る。数千年にわたる人類の歴史のなか、神の概念はいかに変化してきたのか。宗教・哲学・科学をめぐる神の謎を解く。

目次

第1の謎 聖書における神の消失
第2の謎 トリノのニーチェ
第3の謎 ビッグバンとカバラ

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