出版社内容情報
生まれながらHIVキャリアの子ども、受刑者、虐待を受けた子どもや女性……。これらの人々がいる場所を訪れ、季節ごとの自然美を人々と享受するのが私たちの仕事である。大地を仰ぎ、海に触り、空気を味わう――あたかも「自然の息吹も人の呼吸も、みんな同じく共鳴する」ということを知っているかのように、人は自分に内在する感覚を呼び起こすことができる。全米で大反響!!ベンジャミン・フランクリン賞、ペアレンツ・チョイス賞受賞！
内容説明
生まれながらにしてＨＩＶキャリアの子ども、受刑者、虐待を受けた子どもや女性…。これらの人々がいる場所を訪れ、季節ごとの自然美を人々と享受するのがＡＡＩ（アニマルズ・アズ・インターミディアリーズ）の仕事である。さまざまな動植物や自然のオブジェに触れることで、心を閉ざしている人々が、遠い日の記憶や人間本来の自然の感覚を取り戻してゆく。本書は、ＡＡＩが人と自然の絆を深める過程で人間の無限の可能性に直面した、奇跡の物語である。
目次
春―春の収穫（石塀；レスリー；秘密の池 ほか）
夏―夏の収穫（自然の安らぎ；はじまりは海風の香りから）
秋―秋の収穫（スラム街で；恐怖；選択 ほか）
冬―冬の収穫（野生；アレチノスリ；サイモン ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
4
動植物や自然の偉大さを実感すると同時に様々な可能性を実感させてくれる。一つ一つのケースが淡々とつづられているのに思いやりや愛情があふれてる。頑なだった心が開きかける時言葉にできない感動があった。日ごろ当たり前すぎて忘れてしまいかけている大切な何かを思い出させてくれる1冊。これは手元に置いておこう・・・。2015/01/09
wattey
1
優しく自然の力を教えてくれる。
