内容説明
あなたを取り巻くこの世界の欺瞞、誰も語らない真実を、彼だけが叫んでいる。本書は９・１１同時多発テロ以前から一貫している著者の言説の核心であり、現代社会の権力構造の真実を見抜いた発言集である。
目次
アメリカ合衆国の嘘
公益について
国内戦線の秘密
米国の左派（およびそのニセモノ）
歴史から学ぶべきこと
あなたにできること
著者等紹介
チョムスキー，ノーム［チョムスキー，ノーム］［Ｃｈｏｍｓｋｙ，Ｎｏａｍ］
アメリカの言語学者であり活動家。マサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）教授。１９２８年フィラデルフィアのユダヤ系家庭に生まれる。ペンシルバニア大学で言語学を学び、１９５７年に『文法の構造』を発表、生成文法理論で世に「チョムスキー革命」と呼ばれる国際的な注目を集める。専門の研究のかたわらリバタリアン（自由意思論者）としてベトナム戦争時から反戦運動の先頭に立ち、アメリカの外交政策を徹底して批判。「アメリカの良心」と形容される一方、国内の主流メディアからは徹底的に黙殺された
田中美佳子［タナカミカコ］
１９６７年生まれ。英国系の情報通信社に９年間の勤務後、１９９９年に米国に移住。現在マサチューセッツ州レキシントン在住
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感想・レビュー
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在我壷中
4
同様の著書を他にも眺めるのでした。正義無き民主主義、衆遇、迎合民主主義・・・止めには惨事便乗型民主主義・・・現実世界へ理想？の社会、政治体制？。未熟為る我が国民主主義、未熟為る我が国マスメディアへ。在る一文を想い出した『日本の新聞は総て如何なる政府で在れ政府に対しては原則的且つ普遍的に敵意を持つ。国民の好みと実際の行動が此程掛け離れている例は日本以外に観ることはない。政府を支持する新聞が在ればその新聞はたちどころに顧客を失う。』なんと、1920年代の駐日外交官の書き残す一文なのです。当時に増しての現状？2014/06/23
roughfractus02
2
民主制は資本主義的民主制の一般化の権力によって破壊される。本書は情報公開された資料から、戦後アメリカのナチスの人材登用と反ファシズム潰し、他国の民主制移行への圧力(イタリア、フランス、ドイツ、日本)、チリの社会民主主義政権のクーデタによる転覆(フリードマンらシカゴ学派の新自由主義の実験場となる)、ベトナム、ラオス、カンボジアの国土の荒廃をほとんど報道しない当時ジャーナリズムと対比する。natureの完全性を掲げ人間の特異性を擁護する著者は、同時期に普遍文法を見直すミニマリスト・プログラムを執筆していく。2017/05/13
shiggy
1
日本は立憲君主制やし、官僚の持つ力がアメリカとは違うので、この本で言っている事をそのまま当てはめる事は出来ないと思うけど、民主主義の定義を考え直すきっかけになる本。2014/02/08
惰性人
1
世の中はいったい誰が動かしているのでしょうか？我々が民主主義と信じるものは本当に民主主義でしょうか？チョムスキーはアメリカについて語っていますが、日本にも当てはまりそうで恐いです。2009/06/07
シン
0
勉強になった。2004/08/22
