内容説明
ノートの取り方・本の読み方・食事の心得・教員や友人とのコミュ力…共通項は、ホンマもんのリテラシー！「どこの大学にしよ～かなあ」という受験生、「ハア？！授業にチョー失望」の１・２年生、「もう？就活って、早くね？」の３・４年生…に贈る、学生指導の匠・ミキティ先生の「ここをおさえておきなはれ！」。
目次
１ 「自力で問いを立て、自力で答えを出す」それが大学の学び（全然発言しない学生；２行に１つ読めない漢字がある ほか）
２ よく読む者は、よく聴き、よくわかる（学生の８割以上は講義の大事なところがわからない；多くの大学教員が危機感を持っている ほか）
３ 「好きなことなら、続けられる」のウソ（受動的な学習動作とは；受け身の学習動作は良くないこと？ ほか）
４ 学ぶには、技術が要る（「やせたら水着を買おう」と同じ誤り；本の「アタリ」をつけるコツ ほか）
５ 本物のリテラシーを身につけよう（大学ランキングに振り回されないで；大学選びよりゼミ選びが１００倍大切 ほか）
著者等紹介
筒井美紀［ツツイミキ］
１９９１年、東京大学文学部社会学科卒業。３年１ヵ月の銀行勤務のあと、東京大学教育学部に学士入学。同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士（教育学）。法政大学キャリアデザイン学部／同大学院キャリアデザイン学研究科准教授。専攻は教育社会学、労働社会学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みつばちい
18
高校生の息子に読ませようかと借りて読んだが、大学生に入ったばかりの娘の方に読ませた方が良さそうだった。横書きと、途中フォントを何種類か替えてくるのが私には読みにくい、、が、これくらいしないと若い子が読めない、との編集者の判断でしょうか。2024/05/01
こだま
7
大学一年生向け。「高校はプール、大学はオーシャン！『泳ぎ方』を切り替えてね」2016/07/15
Eiko
3
すごく、よくわかるのです。本当に正論。ただ、なんていうんだろう、例えば全く海外旅行に行ったことのない人に、X国の文化とか食習慣の話をどんなに熱を入れて話しても、行ったことが無ければピンとこないみたいに、大学というところを全く知らない高校生がこれを読んでもピンとこないんじゃないかなあ。面白かったのは大学生のボキャブラリー貧困(略してボキャ貧)の実情。最近、大学生の読書量が減っているそうですが、資料を読む力も弱く、大学生の4割が漢字検定2級(高校卒業程度)に落ちるとか・・・。意識の高い学生には是非勧めたい本。2016/12/23
かめ
3
下手な大学に入っても大丈夫、あとは君の心の持ちようだ。人に左右されることなく、自分で考えて未来に突き進む。腐った大学では周りに毒されることが多いから、こういうマニュアル本が必要かもしれない。2014/05/26
長野県高校図書館クラブ
2
高校はプール、大学はオーシャン！大学選びよりも教員選び・ゼミ選びが１００倍大切。本物のリテラシーを身に着けるとは一体どんなことなのか、リアルに捉えておきましょう。本のアタリをつけるコツ・・・「奥付」「まえがき」「もくじ」「あとがき」を読む。学術書や学術論文のお作法・・・「注」「引用文献」「索引」を知り、使いこなす。「パラフレーズ・リーディング」パラフレーズ（やさしく言い換える）ことを自分でやり抜く。「やりたいことがわからない」のは精神が健全な証拠です。2016/12/16
